外郎 売。 10分で魅惑の滑舌!外郎売本文【フリガナ付き】|専業主婦卒業宣言!

滑舌のトレーニング・朗読に最適な教材『外郎売(ういろううり)』とは?

外郎 売

あのなが~~いセリフは全て、 町を歩く人たちの興味を引いて、ういろうというお薬を自分から買ってもらうための謳い文句なのです。 そんなわけで、この情報だけでも色々と演じようがあると思いませんか? 外郎売を早口言葉や滑舌の練習用のみとするのも悪くはありませんが、 せっかくだから外郎売もお芝居の練習に活用してしまうというのもいい手だと思います。 では次の章から、もう少し詳しいあらすじをお話してきますね。 とはいっても、やはり言葉が現代のものと違うため、言おうとしている内容をストレートに理解するのはなかなか難しいですよね。 なので、ここではセリフの内容を現代語訳に直しつつ、あらすじを確認していきましょう。 【外郎売】 拙者親方と申すは、お立ち会いの中に、 御存知のお方も御座りましょうが、 御江戸を発って二十里上方、 相州小田原一色町をお過ぎなされて、 青物町を登りへおいでなさるれば、 欄干橋虎屋藤衛門、 只今は剃髪致して、円斎となのりまする。 要は、「自分の親方はこんな人ですよ~~」と紹介しているパートですね。 冒頭で、「拙者親方」と言っているため、実演販売をしている自分自身が親方なのだと勘違いしている方が意外と多いのですが、そうではなくてあくまで親方と自分は別人です。 元朝より大晦日まで、 お手に入れまする此の薬は、 昔ちんの国の唐人、 外郎という人、我が朝へ来たり、 帝へ参内の折から、 この薬を深く籠め置き、用ゆる時は一粒ずつ、 冠のすき間より取り出す。 依ってその名を帝より、 とうちんこうと賜る。 即ち文字には、 「頂き、透く、香い」と書いて 「とうちんこう」と申す。 ここは、お薬 ういろう の説明パートですね。 「ちん」という国の外郎 ういろう という人が日本に来て帝に挨拶をする際、かんむりの中にしまっていた薬を一粒取り出したんです。 只今はこの薬、 殊の外世上に弘まり、方々に似看板を出し、 イヤ、小田原の、灰俵の、さん俵の、炭俵のと、 色々に申せども、 平仮名をもって「ういろう」と記せしは、 親方円斎ばかり。 一言で言うなら、「このういろう、偽物が出回ってるけど、ウチが本物だからね!」と言っている場面です。 もしやお立ち会いの中に、熱海か塔ノ沢へ湯治にお出でなさるるか、 又は伊勢参宮の折からは、必ず門違いなされまするな。 薬を置いてある建物の場所と、店構えを自慢げに伝えている場面ですね。 色々言っていますが、「こ~んな豪華な造りのお店に置いてある薬なんだよ!」と、薬の素晴らしさのアピールに繋げている点にも注目です。 イヤ最前より家名の自慢ばかりを申しても、 御存知ない方には、正身の胡椒の丸呑み、白河夜船、 さらば一粒食べかけて、 その気見合いをお目にかけましょう。 ここにきて初めて、実演販売に移っていくことになります。 「…なかなか実演販売始めないなぁ」と思っていた方もいらっしゃるかもしれませんが、いよいよここから実演販売スタートです。 先ずこの薬をかように一粒舌の上にのせまして、 腹内へ納めますると、 イヤどうも云えぬは、胃、心、肺、肝がすこやかになりて、 薫風喉より来たり、口中微涼を生ずるが如し、 魚鳥、茸、麺類の食合わせ、其の他、万病速効ある事 神の如し。 薬の効能を実況している場面になります。 言わば、お薬の効能を食レポしている状況というとわかりやすいですかね。 ここまでが、怒涛の早口パートに入る前までのあらすじになります。 では、早口パート以降はどのようなストーリーなのか? という点について、次の章で見ていきましょう。 外郎売ってどんな内容のお話なの? さて、この薬、第一の奇妙には、 舌のまわることが、銭ゴマがはだしで逃げる。 ひょっとしたがまわり出すと、矢も盾もたまらぬじゃ。 そりゃそら、そらそりゃ、まわってきたわ、まわってくるわ。 アワヤ咽、さたらな舌にカ牙サ歯音、 ハマの二つは唇の軽重、開合さわやかに、 あかさたなはまやらわ、おこそとのほもよろを、 一つへぎへぎに、へぎほしはじかみ、 盆まめ、盆米、盆ごぼう、摘立、摘豆、つみ山椒、……… 前の章の最後でお薬の食レポをしまして、次第に口が回ってきたことを実感して早口言葉をよどみなくしゃべって、お客さんにお薬の効能を最大限にアピールするパートへと移っていきます。 言わば、実演販売員の一番の腕の見せ所です。 たまにアナウンサーの方などが番組で挑戦している難読ニュースのように、 ここに並ぶ早口言葉に意味はありません。 とにかく言いにくいフレーズをかき集めたような早口言葉の集合体で、「こんな難しいフレーズをよどみなく言えるなんてすごいでしょ!これ、お薬のおかげなんだよ!」と言いたいわけですね。 ひとしきり早口言葉を言い終わった後で、 羽目をはずして今日お出でのいずれも様に、 上げねばならぬ、売らねばならぬと息せい引っぱり、 東方世界の薬の元締め、薬師如来も照覧あれと、 ホホ敬って、ういろうは、いらっしゃりませぬか。 「今日お集まりの皆々様、そして医学の仏である薬師如来様、『ういろう』はいかがですか?」と。 是非参考にしてみてくださいね!.

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駆け出し役者が外郎売を覚えるメリットとは?

外郎 売

この記事の目次• 外郎売(ういろううり)とは? 享保三年(1718)一月、江戸森田座初演。 「若緑勢曽我」の一説が独立したもの。 外郎とは中国の元の札部員外郎で日本に帰化した陳宗敬が伝えた薬。 痰きり、口臭をのぞく丸薬透頂香として小田原で売り出され、江戸時代の名物になっていた。 市川海老蔵(七代目團十郎)の「助六」で息子の八代目團十郎が外郎売に扮したという記録があるが、久しく埋もれていたのを、昭和十五年(1940)に七代目松本幸四郎長男(のちの十一代目團十郎)が市川宗家に養子にはいった披露狂言として、川尻清譚の台本で上演した。 その後、五十五年五月、十二代目團十郎が海老蔵時代に、野口達二の台本で復活。 同六十年の十二代目襲名の際に、長男新之助と二人で外郎売に扮した。 外郎売あらすじ 構成は、「曽我対面」とほぼ同じで、曽我の世界と小田原名物を結びつけて、曽我五郎が外郎の薬売りに身をやつして工藤祐経の館に入りこみ、敵に近づくが、時節を待てと諫められて別れる「対面」の一幕になっている。 外郎売の見どころ 見どころは外郎売の長せりふだ。 これは新劇などの俳優訓練の活舌術にも利用されている。 歌舞伎の古い時代には「しゃべり」という芸脈があり、関西の坂田藤十郎などは、「けいせい仏の原」の梅津文蔵で男女の痴話を描写する長ぜりふを聞かせたが、江戸の荒事でも長ぜりふを聞かせる芸があり、見物に好まれた。 薬売りは香具師の役目で、江戸市中には長口上を弁舌さわやかにまくし立てて売り歩く商人が大勢いたが、この外郎の売り子もそのひとつで、街頭での売り立ては評判になっていたと考えることができる。 曽我五郎が、薬売りに変装して敵の工藤裕経に近づくというのが意表をついた歌舞伎の発想で、敵討ちに、事前に両者をあわせる「対面」という形式をつくり出して儀式性を持たせながら、一方では五郎に「やつし」のなりをさせたのである。 そりゃそりゃそりゃ回ってきた、回ってきた。 そもそも早口の始まりは、アカサタナハマヤラワ、オコソトノホモヨロヲット、一寸先のお小仏におけまづきやるな細溝にどじょにょろり、京の生鱈奈良なま学鰹ちょいと四五貫目、くるわくるわ何がくる高野の山のおこけら小僧、狸百疋箸百ぜん、天目百ぱい棒八百ぽん、武具馬具武具馬具合わせて武具馬具六武具馬具、菊栗菊栗三菊栗合わせて菊栗六菊栗・・・ 外郎売セリフ全文 ふりがな付き 外郎売り本文段落一 拙者親方 せっしゃおやかたと 申 もうすは、お 立会 たちあいの 中 うちにご 存知 ぞんじお 方 かたござりましょうが、お 江戸 えど 発 たって 二十里上方 にじゅうりかみがた、 相州小田原一色町 そうしゅうおだわらいっしきまちをお 過 すぎなされて、 青物町 あおものちょうを 上 のぼりへおいでなさるれば、 欄干橋虎屋藤右衛門只今 らんかんばしとらやとうえもんただいまは 剃髪致 ていはついたして、 円斉 えんさいと 名乗 なのりまする。 元朝 がんちょうより 大晦日 おおつごもりまでお 手 てに 入 いれまするこの 薬 くすりは、 昔 むかしちんの 国 くにの 唐人 とうじん、 外郎 ういろうという 人 ひと、わが 朝 ちょうへ 来 きたり、 帝 みかどへ 参内 さんだいの 折 おりから、この 薬 くすりを 深 ふりがなく 籠 こめおき、 用 もちゆる 時 ときは 一粒 いちりゅうづつ、 冠 かんむりの 隙間 すきまより 取出 とりいだす。 依 よ ってその 名 な を 帝 みかど より、 頂透香 とうちんこう と 賜 たまわ る。 即 すなわ ち 文字 もんじ には、「いただき、すく、におい」、と 書 か いて、「とうちんこう」と 申 もう す。 只今 ただいま は 此 こ の 薬 くすり 、 殊 こと の 外 ほか 世上 せじょう に 広 ひろ まり、 方々 ほうぼう に 似看板 にせかんばん を 出 いだ し、イヤ 小田原 おだわら の、 灰俵 はいだわら の、さん 俵 だわら の、 炭俵 すみだわら のと、 色々 いろいろ に 申 もう せども、 平仮名 ひらがな をもって「ういろう」と 記 しるせしは 親方 おやかた 円斎 えんさい ばかり。 もしやお 立合 たちあい の 中 うち に、 熱海 あたみ か 塔 とう の 沢 さわ へ 湯治 とうじ にお 出 いで なさるるか、 又 また は 伊勢参宮 いせさんぐう の 折 おり からは、 必 かなら ず 門違 おかどちが いなされまするな。 お 登 のぼり りならば 右 みぎ の 方 かた 、お 下 くだ りなれば 左側 ひだりがわ 、 八方 はっぽう が 八棟 やつむね 、 表 おもて が 三 み つ 棟 むね 玉堂造 ぎょくどうづくり 、 破風 はふ には 菊 きく に 桐 きり のとうの 御紋 ごもん を 御赦免 ごしゃめん あって、 系図 けいず 正 ただ しき 薬 くすり でござる。 外郎売本文段落二 イヤ 最前 さいぜん より 家名 かめい の 自慢 じまん ばかり 申 もう しても、 御存知 ごぞんじ ない 方 かた には、 正身 しょうしん の 胡椒 こしょう の 丸呑 まるのみ 、 白川夜船 しらかわよふね。 さらば 一粒 いちりゅう 食 たべ べかけて、その 気味合 きみあい をお 目 め にかけけましょう。 先 ま ずこの 薬 くすり を、かように 一粒 いちりゅう 舌 した の 上 うえ へのせまして、 腹内 ふくない へ 収 おさ めますると、イヤどうも 云へ いえぬは、 胃心肺肝 いしんはいかんがすこやかになって、 薫風喉 くんぷうのんどより 来 きたり、 口中微涼 こうちゅうびりょう を 生 しょう ずるが 如 ごと し。 魚鳥・茸・麺類 ぎょちょうきのこめんるいの 喰合 くいあわせ、その 外 ほか、 万病速攻 まんびょうそっこうあること 神 かみ の 如 ごと し。 さて、この 薬 くすり 、 第一 だいいち の 奇妙 きみょう には、 舌 した の 廻 まわ ることが 銭独楽 ぜにごま がはだしで 逃 に げる。 ひょっと 舌 した がまわり 出 だ すと、 矢 や も 楯 たて もたまらぬじゃ。 外郎売り本文段落三 そりゃそりゃ、そらそりゃ、まわってきたわ、まわってくるわ。 アワヤ 喉 のんど 、サタラナ 舌 した に、カゲサ 歯音 しおん。 のら 如来 にょらい のら 如来 にょらい 、 三 み のら 如来 にょらい に 六 む のら 如来 にょらい。 一寸 ちょとさき のお 小仏 こぼとけ におけつまずきゃなるな、 細溝 ほそみぞにどじょにょろり。 京 きょうの 生鱈奈良 なまだらならなま 学鰹 まながつお、ちょっと 四五貫目 しごかんめ、お 茶立 ちゃたちょ、 茶立 ちゃだちょ、ちゃっと 立 たちょ 茶 ちゃだちょ、 青武茶筅 あおたけちゃせんでお 茶 ちゃちゃっと 立 たちゃ 外郎売本文段落四 来 く るわ 来 く るわ 何 なに が 来 く る、 高野 こうや の 山 やま のおこけら 小僧 こぞう。 狸 たぬき 百匹 ひゃっぴき ・ 箸百膳 はしひゃくぜん ・ 天目百杯 てんもくひゃっぱい ・ 棒八百本 ぼうはっぴゃっぽん。 武具・馬具 ぶぐ ぶぐ・ばぐ 、ぶぐ・ばぐ、 三 み ぶぐばぐ、 合 あ わせて 武具・馬具 ぶぐ・ばぐ・ 六 む ぶぐばぐ、 菊・栗 きく・くり・きく・くり・ 三菊栗 みきくくり、 合 あわせて 菊・栗・六菊栗 きくくりむきくくり、 麦 むぎ ごみ、 麦 むぎ ごみ、 三 み 麦 むぎ ごみ・ 合 あ わせて 麦 むぎ ごみ 六 む 麦 むぎ ごみ。 あの 長押 なげし の 長薙刀 ながなぎなた は、 誰 た が 長押 なげしの 長薙刀 ながなぎなた ぞ。 向 むこ うの 胡麻殻 ごまがら は 荏 え の 胡麻殻 ごまがら か 真 ま 胡麻殻 ごまがら か、あれこそほんの 真胡麻殻 まごまがら。 がらぴいがらぴい 風車 かざぐるま 、おきゃがれこぼし、おきやがれ 小法師 こぼうし 、ゆんべもこぼして 又 またこぼした。 たあぷぽぽ、たあぷぽぽ、ちりからちりから、つったっぽ、たっぽたっぽ 一丁 いっちょうだこ、 落 おちたら 煮 にて 喰 くを、 煮 にても 焼 やいても 喰は くわれぬ 物 ものは、 五徳・鉄 ごとく・てっきゅう・かな 熊童子 くまどうじに、 石熊、石持・虎熊・虎 いしくま、いしもち、とらくま、とらきす、 中 なかにも 東寺 とうじの 羅生門 らしょうもんには、 茨木童子 いばらぎどうじがうで 栗五合 ぐりごんごうつかんでおむしゃる。 かの 頼光 らいこうのひざ 元去 もとさらず。 本文段落五 鮒 ふな ・きんかん・ 椎茸 しいたけ 、 定 さだ めて 後段 ごだん な、そば 切 き り、そうめん、うどんか、 愚鈍 ぐどんな 小新発知 こしんぼち、 小棚 こだなの、 小下 こしたの、 小桶 こおけに、こ 味噌 みそが、こあるぞ、 小杓子 こしゃくし、こもって、こすくって、こよこせ、おっと、 合点 がってんだ、 心得 こころえたんぼの 川崎、神奈川、保土ヶ谷、戸塚 かわさき、かながわ、ほどがや、とつかは、 走 はしって 行 いけば、やいとを 擦 すりむく、 三里 さんりばかりか、 藤沢、平塚、大磯 ふじさわ、ひらつか、おおいそがしや、 小磯 こいその 宿 やどを 七 ななつつ 起 おきして、 早天早々 そうてんそうそう、 相州小田原 そうしゅうおだわらとうちん 香 こう、 隠 かくれれござらぬ 貴賤群衆 きせんぐんじゅの、 花 はなのお 江戸 えどの 花 はなういろう、あれ、あの 花 はなを 見 みてお心を、おやわらぎゃという。 産子 うぶこ、 這ふ子 はうこに 至 いたるまで、この 外郎 ういろうのご 評判 ひょうばん、ご 存知 ぞんじないとは 申 もうされまいまいつぶり、 角出 つのだせ、 棒出 ぼうだせ、ぼうぼうまゆに、 臼・杵 うす・きね・すりばち、ばちばちぐわらぐわらぐわらと、 羽目 はめを 弛 はずして 今日 こんちお 出 いでの 何茂様 いずれもさまに、 上 あげねばならぬ、 売 うらねばならぬと、 息 いきせい 引 ひっぱり、 東方世界 とうほうせかいの 薬 くすりの 元締 もとじめ、 薬師如来 やくしにょらいも 照覧 しょうらんあれと、ホホ 敬 うやまって、ういろうはいらっしゃりませぬか。 外郎売セリフ発声参考動画.

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外郎売ってどんな話?あらすじは?詳しい内容もご紹介!

外郎 売

非常にスパルタ的で大変ですが、確実に効果のある練習法があります。 声優・俳優・アナウンサーにはおなじみの練習法……その名も「外郎(ういろう)売り」です。 発音・滑舌・演技……全てを学べる外郎売り 「えっ? 外郎売りってなに?」そう疑問に思った方は多いと思います。 外郎売りは享保3年(1718年)二代目市川團十郎によって初演された歌舞伎十八番ですが、現代で外郎売りと言えば、劇中の長台詞(ながぜりふ)を指すことがほとんどです。 したがって、外郎売りとは「声を使って仕事をする人がトレーニング教材として使える長台詞」と考えてOKです。 まずは外郎売りの原文を見てみよう まずは外郎売りの原文を以下のリンクから確認してみましょう。 拙者(せっしゃ)親方と申すは、お立合いの中(うち)にご存知のお方もござりましょうが、お江戸を発(た)ってニ十里上方(にじゅうりかみがた)、相州小田原一色町(そうしゅうおだわらいっしきまち)をお過ぎなされて青物町(あおものちょう)を登りへおいでなさるれば,欄干橋虎屋藤右衛門(らんかんばし とらや とうえもん)、只今は剃髪(ていはつ)致して円斎(えんさい)と名乗りまする。 より どうですか。 あまりの長文に驚いてしまったのではありませんか。 しかし、この長文をすべて暗記している声優やアナウンサーも大勢いるのだとか。 外郎売りは、そのくらいポピュラーな教材なのですね。 なぜ外郎売りが教材として優秀なのか 外郎売りは、話者が売薬の効能、それにまつわる由来を語るお話です。 営業トークらしく、話者は感情やテンションを変化させていき、様々な語り口を駆使して薬のすばらしさを説きます。 その興奮と勢いをしっかりと演じようとするなら、かなりのカロリーと表現力が必要になります。 情感を込めて外郎売りを演じるだけでも、声優としての演技力が鍛えられるのです。 しかもそれだけではなく、外郎売りの台詞の中には、早口言葉(のようなもの)まで含まれていますから、滑舌の練習にもなります。 いわば外郎売りは、声の仕事をする人の総合教材なのです。 覚えるまでに長い時間を要します)。 まずは棒読みでかまいませんので、音読しながら話の流れをつかんでいきましょう。 薬の由来と説明、実際に飲んでみてからの効用と高揚、薬が効いていることを表現するための怒濤(どとう)の早口言葉……。 この長い台詞のなかに、様々な表現が隠されていることに気付くと思います。 あとはひたすらその繰り返し! スピードも自然とついていきます。 外郎売りをマスターするのがプロの最低条件!? ……というのは言い過ぎでは、と思われるかもしれませんが、「声を使って演技をする仕事をしているなら、外郎売りくらいは最低でもできるだろう」と考えている業界人が多いことは事実です。 マスターするまでは本当に苦労しますが、我が物にした暁には、発声・滑舌・演技力すべてが格段に向上しているはずです。 声優スキルの底上げになるのは間違いないので、がんばってみてください!•

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