テタニー 症状 と は。 テタニーの症状とは?原因や兆候、治療方法を理解しよう!発症したときの対処法は?

テタニーの症状とは?原因や兆候、治療方法を理解しよう!発症したときの対処法は?

テタニー 症状 と は

テタニー症状とは テタニー症状とは、血液中のカルシウム濃度やマグネシウム濃度が低下することで末梢神経の興奮性が高まり、筋肉が持続的に硬直することです。 口の周りや手足の先端のしびれ感などの症状が特徴的ですが、テタニー症状には以下のようなものも含まれます。 手足の痙攣 手足が痙攣し、「助産婦の手兆候」と呼ばれる、手をすぼめたような形になる (痙攣自体は喉頭や全身に出ることもある) 呼吸困難 原因にもよりますが、息がうまくできない、呼吸が早くなるといった様子が見られ、「ヒューヒュー」「ゼイゼイ」といった呼吸音(喉頭喘鳴)が出ることもある 発症のメカニズム カルシウムは筋肉や神経の興奮の調節を行う大切な電解質です。 テタニー症状の原因は血中のカルシウムやマグネシウムなどの電解質の減少ですが、 カルシウムが不足すると神経や筋肉が過剰に興奮し、筋肉が痙攣することでテタニー症状が生じます。 【関連記事】 テタニー症状を引き起こす原因は何? テタニー症状を引き起こすものには、以下のようなものがあります。 甲状腺機能低下 甲状腺には「副甲状腺」と呼ばれる、体内のカルシウム量を調節するホルモンを分泌する内分泌腺があり、この 副甲状腺の機能が低下するためにテタニー症状が起こることがあります。 そのため、バセドウ病で甲状腺を手術すると、術後にテタニー症状が見られるケースがあります。 関連記事: 腎臓の疾患 腎臓の機能低下で カルシウムの排出が正常に行われなくなり、テタニー症状が起こります。 原発性アルドステロン症 原発性アルドステロン症とは、副腎皮質の異常によってアルドステロンと呼ばれるホルモンが過剰分泌される病気です。 アルドステロンはナトリウムの貯留とカリウムの排泄を促すホルモンです。 血圧を上昇させる作用があり、体内のカリウムが不足すると一時的な筋力の低下や麻痺を引き起こすことがあります。 血液中の酸性度はつねに変化するので、タンパク質であるアルブミンとカルシウムイオンの結合が増え、その結果としてカルシウムイオンが減少しテタニーが起きることがあります。 関連記事: 過換気症候群(過呼吸症候群) テタニー症候群の原因で特に多いとされるのが過換気症候群です。 過呼吸によって血液のpHがアルカリ側に傾くと「呼吸性アルカローシス」という状態になり、血液中のカルシウム濃度が低下するため、テタニー症状が生じます。 関連記事: テタニー症状はどうやって治療すればいい? テタニー症状は、血中のカルシウムが不足することで引き起こされます。 このため、テタニー症状の治療にはグルコン酸カルシウムの投与が必要となります。 しかし、このようなカルシウム剤の投与は一時的に症状を改善するにとどまり、根本的な治療は副甲状腺機能低下症や腎機能障害などテタニー症状の原因となる病気の治療も同時に行っていく必要があります。 過換気症候群への対処 過換気症候群は若い女性を中心によく見られる症状の一つです。 以前は、過換気症候群を発症した際には紙袋を口に当てて、吐いた息を再度吸わせることで体内の二酸化炭素濃度をアップさせる「ペーパーバック法」が広く行われていました。 しかし、現在では ペーパーバック法は体内の酸素不足を引き起こすことがあるため、危険と考えられています。 過換気症候群を発症したときは、 静かで落ち着いた場所に移動させ、安心して呼吸を整えるよう促すことでほとんどは自然に回復していきます。 しかし、過呼吸の状態が 長く続くときは救急車を要請することも検討しましょう。 関連記事: おわりに:テタニー症状は、原因への対処が重要になってくる 手足のしびれや硬直といったテタニー症状の原因は甲状腺機能低下や腎機能の低下などがあり、過換気症候群で発症することもよくみられるといわれています。 過換気症候群は不安や緊張などの精神的な原因で起こるものが大半です。 過換気症候群が疑われる場合には、受診して適切な治療を受けてください。

次の

【医師監修】テタニー症状が出る原因って?どんな変化に気をつければいい?

テタニー 症状 と は

わずかの刺激によってもおこる、筋肉の痛みを伴ったけいれんをいう。 この状態は発作的であり、顔面や四肢におこりやすいが、喉頭 こうとう 筋、呼吸筋などにおこると呼吸困難に陥り、窒息をおこすので危険である。 とくに手におこると、親指が手のひらのほうに曲がった状態となり、いわゆる助産婦状手の姿勢をとることが知られている。 代表的なものは、上皮小体(副甲状腺 せん )の機能低下による低カルシウム血症の場合にみられる。 上皮小体のホルモンは、カルシウムとリンの代謝に深く関係し、これらの血中濃度を正常に保持しているものである。 この上皮小体ホルモンが欠乏すると、血中のリン濃度が上昇し、カルシウムの低下がおこるとともに、尿中にカルシウムが排泄 はいせつ されないようになる。 このため、神経、筋肉の興奮性が高くなり、テタニーの症状を呈することになる。 上皮小体の機能低下は、上皮小体の発育不全、周囲の病変による破壊などでおこることもあるが、実際には、甲状腺に疾患があり、甲状腺を摘出するとき、誤って甲状腺に付着している上皮小体を摘出してしまうことが原因となる場合が多い。 [渡辺 裕] なお、テタニーが潜在性の場合でも、血圧計のマンシェットを上腕に巻き付け空気を送入して最高血圧以上で3分間圧迫し阻血状態にすると、その刺激で助産婦状手を呈したり(トルソー徴候Trousseau sign)、耳介の前で顔面神経をたたくと顔面筋の収縮を認めたり(クボステック徴候Chvostek sign)するので、発見できる。 また、既述のようにテタニーは上皮小体の機能低下によるものが典型的であるが、そのほか、ビタミンD欠乏による低カルシウム血症でもみられ、過換気症候群や頻回の嘔吐 おうと などに伴うアルカローシスでもおこるなど、いろいろな場合におこるので、一つの症候群とみることもできる。 [海老原進一郎] 出典 小学館 日本大百科全書 ニッポニカ 日本大百科全書 ニッポニカ について の解説 カルシウムは、筋肉の収縮に重要な役割を果しています。 とくに骨格筋は神経からの刺激を受けて収縮しますが、血液中あるいは細胞外のカルシウム濃度が低下すると、神経から骨格筋への刺激が強まります。 また、神経自体も興奮しやすくなります。 このため、低カルシウム血症の患者さんでは、こむら返りや筋肉のけいれんが起きやすくなります。 このような低カルシウムによるけいれんをテタニーと呼んでいます。 重度の低カルシウム血症では全身性のテタニー発作を起こすこともあり、てんかんと間違われることもあります。 したがって、原因不明のけいれん発作があった場合には、必ず低カルシウム血症によるテタニーの可能性を考え、血中カルシウム濃度を測定する必要があります。 出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」 六訂版 家庭医学大全科について 世界大百科事典 内のテタニー の言及.

次の

神経症状を呈する疾患:牛

テタニー 症状 と は

副甲状腺機能低下症は,低カルシウム血症および高リン血症を特徴とし,しばしば慢性テタニーを引き起こす。 副甲状腺機能低下症は副甲状腺ホルモン(PTH)の欠乏に起因し,この欠乏は自己免疫疾患で生じるか,または甲状腺摘出術中に複数の副甲状腺が誤って切除または損傷された後で生じる場合がある。 一過性の副甲状腺機能低下症は甲状腺亜全摘術後に一般的にみられるが,恒久的な副甲状腺機能低下症の発生率は,熟練した外科医が甲状腺亜全術を執刀した場合であれば術後3%未満にとどまる。 低カルシウム血症の症状は,通常は術後約24~48時間経って発現するが,数カ月後または数年後に生じることもある。 癌に対する根治的甲状腺摘出術後,または副甲状腺に対する手術(副甲状腺の亜全摘術または全摘術)後は,より高い頻度でPTHの欠乏が起こる。 その結果,PTHに対する腎臓の正常なリン利尿反応や尿中cAMPの増加が起こらない。 患者は通常,低カルシウム血症および高リン血症を呈する。 二次性副甲状腺機能亢進症および副甲状腺機能亢進性骨疾患が起こることがある。 随伴する異常には,低身長,丸顔,大脳基底核石灰化を伴う知的障害,中手骨および中足骨の短縮,軽度の甲状腺機能低下症,その他の軽微な内分泌異常がある。 腎臓では GNAS1の母由来のアレルだけが発現するため,異常遺伝子が父由来である患者では,本疾患の身体的特徴が多数認められるにもかかわらず,低カルシウム血症,高リン血症,そして二次性副甲状腺機能亢進症が生じない;この病態はときに偽性偽性副甲状腺機能低下症と呼ばれる。 皮膚での合成低下は,後天性ビタミンD欠乏症の重要な原因であり,多くの時間を屋内で過ごす人,南北の高緯度地域に居住する人,および全身を完全に覆う服を着用したり日焼け止めを頻繁に使用したりする人にみられる。 そのため,無症候性のビタミンD欠乏症はかなり一般的であり,特に温帯地域の冬期に高齢者でよくみられる。 施設入所の高齢者は,皮膚の合成能低下,低栄養,および日光曝露不足のために,特にリスクがある。 実際,大半の欠乏症患者には,皮膚の合成能低下と食事性の欠乏の両方が認められる。 しかしながら,まだ証明されていないビタミンDの中等度低下によるリスクに比べ,皮膚癌の危険性の方がはるかに勝るため,日光への曝露を増やすことや日焼け止めを使わずに過剰な日光を浴びることは勧められないというのがほとんどの医師の意見である;心配な患者は,ビタミンDのサプリメントを容易に利用できる。 テタニーには,グルコン酸カルシウムの10%溶液10mLを10分かけて静注する。 反応は劇的であるが,おそらくわずか数時間しか持続しない。 反復ボーラス投与を行うか,10%グルコン酸カルシウム20~30mLを5%ブドウ糖液1Lに溶解し,引き続き12~24時間かけて持続的に追加点滴する必要が生じることがある。 カルシウム点滴は,ジゴキシンを投与されている患者では危険であるため,緩徐に行い,低カリウム血症がないか確認してあれば是正したあと,継続的に心電図モニタリングを行うべきである。 副甲状腺亜全摘術後には,特に慢性腎臓病患者または大きな腫瘍を摘出した患者では,低カルシウム血症が特に重度で遷延する可能性がある。 このような患者における血清アルカリホスファターゼ高値は,カルシウムが骨に迅速に取り込まれている徴候であると考えられる。 大量のカルシウムの非経口投与は,通常はアルカリホスファターゼ濃度が低下し始めるまで必要である。 , Inc. , Kenilworth, N. , U. Aは、米国とカナダ以外の国と地域ではMSDとして知られる、すこやかな世界の実現を目指して努力を続ける、グローバルヘルスケアリーダーです。 病気の新たな治療法や予防法の開発から、助けの必要な人々の支援まで、世界中の人々の健康や福祉の向上に取り組んでいます。 このマニュアルは社会へのサービスとして1899年に創刊されました。 古くからのこの重要な資産は米国、カナダではMerck Manual、その他の国と地域ではMSD Manualとして引き継がれています。 私たちのコミットメントの詳細は、をご覧ください。 必ずお読みください:本マニュアルの執筆者、レビュアー、編集者は、記載されている治療法、薬剤、診療に関する考察が正確であること、また公開時に一般的とされる基準に準拠していることを入念に確認する作業を実施しています。 しかしながら、その後の研究や臨床経験の蓄積による日々の情報変化、専門家の間の一定の見解の相違、個々の臨床における状況の違い、または膨大な文章の作成時における人為的ミスの可能性等により、他の情報源による医学情報と本マニュアルの情報が異なることがあります。 本マニュアルの情報は専門家としての助言を意図したものではなく、医師、薬剤師、その他の医療従事者への相談に代わるものではありません。 ご利用の皆様は、本マニュアルの情報を理由に専門家の医学的な助言を軽視したり、助言の入手を遅らせたりすることがないようご注意ください。 本マニュアルの内容は米国の医療行為や情報を反映しています。 米国以外の国では、臨床ガイドライン、診療基準、専門家の意見が異なる場合もありますので、ご利用の際にはご自身の国の医療情報源も併せて参照されるようお願い致します。 また、英語で提供されているすべての情報が、すべての言語で提供されているとは限りませんので、ご注意ください。

次の