エリスロポエチン 製剤。 エリスロポエチン

腎性貧血の治療で使うエリスロポエチン製剤について教えて頂けませんでしょ...

エリスロポエチン 製剤

慢性腎不全(CKD)と治療薬 高血圧や糖尿病などによって腎臓に負担をかけてしまうと、 慢性腎不全(CKD)として腎臓の機能が低下してしまう。 このような慢性腎不全としては貧血やむくみ、息切れなどの症状が出てくる。 慢性腎不全の初期は自覚症状がほとんどないため、これらの症状が出てくる頃には慢性腎不全がかなり進行していると予想される。 慢性腎不全(CKD)の発症と検査 腎臓の機能が低下してしまう慢性腎不全は、生活習慣病患者で発症しやすくなっている。 腎炎など腎不全に陥る理由は人によって様々であるが、この一番の原因として糖尿病がある。 糖尿病によって腎臓の毛細血管に傷が付き、腎臓の機能が低下してしまうのだ。 なお、高血圧によってもこれら腎機能の低下が加速している。 血圧が高ければ、その分だけ腎臓の毛細血管に強い圧がかかる。 これによって傷が付きやすくなってしまう。 これらの理由から、生活習慣病を予防することが慢性腎不全の予防に繋がる。 ・慢性腎不全の検査 慢性腎不全では初期症状がほとんどないため、早期発見には検査が必要となる。 このような検査方法としては、 尿検査(尿タンパク)や 血液検査(血清クレアチニン)がある。 しかし、 慢性腎不全のように腎臓の機能が低下しているとタンパク質が尿中に漏れ出してしまう。 そのため、尿からタンパク質が検出されることが慢性腎不全の指標の一つとなる。 尿検査によって腎臓の状態を確認するのである。 正常な状態であると、老廃物である血清クレアチニンは尿中へと排泄されていく。 しかし、 慢性腎不全として腎機能が悪くなってしまうと血清クレアチニンを上手く体外へ排泄できなくなる。 これによって、慢性腎不全患者では血清クレアチニンの値が高くなってしまう。 腎臓でのろ過や排泄が機能していないため、血清クレアチニンなどの老廃物が体の中に溜まってしまう。 血液検査によって血清クレアチニン値を測定し、ここから性別や年齢を考慮した式に当てはめることで腎機能を算出することができる。 慢性腎不全(CKD)の治療薬 治療によって慢性腎不全が完全に治る訳ではない。 腎臓の機能が低下していくと、最終的には透析が必要になる。 ここまでになると、生活を行う上で多くの支障が出てくる。 そのため、出来るだけ慢性腎不全の進行を遅らせることで透析に至らないようにすることが重要になる。 なお、これら慢性腎不全の治療の基本は食事療法となる。 タンパク質や食塩の制限、エネルギー量の調節などを行っていく。 それでは、慢性腎不全に使用される薬を紹介していく。 血圧を下げる薬 腎臓には細かい毛細血管が張り巡らされており、この血管を通ることによって尿を作る。 血圧が高い状態であると、これら毛細血管に大きな負担をかけてしまう。 高血圧によって腎臓の動脈が硬化していき、さらに腎臓の機能が悪くなっていくという悪循環が繰り返されていくのである。 そのため、 血圧を下げることによって慢性腎不全の進行を遅らせる必要がある。 これら血圧を下げる薬として、レニン-アンジオテンシン系に作用するACE阻害薬やARBが使用される。 また、カルシウム拮抗薬や利尿薬も血圧を下げる薬として慢性腎不全に使用される。 毒素を吸着する薬 腎機能が低下してしまうと、その分だけ体内の毒素を外に排泄できなくなってしまう。 これによって毒素が蓄積してしまうと尿毒症を発症してしまう。 そこで、これらの毒素を何とかして溜めないようにしなければいけない。 これを行う薬として経口吸着炭素製剤がある。 いわゆる活性炭のことだ。 活性炭は毒素を含む化学物質を吸着する作用がある。 そこで、 毒素が体内へ吸収される前に、これら活性炭によって食事中の毒素をあらかじめ吸着させてしまうのである。 これによって、尿毒症を改善させることができる。 このように、活性炭による作用によって慢性腎不全の尿毒症症状を改善する薬として 球形吸着炭(商品名:クレメジン)がある。 腎性貧血を改善する薬 腎臓はエリスロポエチンという赤血球の産生に関わるホルモンを分泌している。 そのため、 慢性腎不全によって腎機能が低下してしまうと、エリスロポエチンを作り出せなくなってしまう。 その結果、貧血に陥ってしまう。 通常の貧血であると、鉄分を補えば回復することができる。 しかし、腎性貧血ではエリスロポエチンの不足によるものであるため、鉄分を補っても貧血から回復することはない。 この場合、エリスロポエチンを外から補う必要がある。 このように、エリスロポエチン製剤によって慢性腎不全による腎性貧血を改善する薬として ダルベポエチン アルファ(商品名:ネスプ)、エポエチン ベータ ペゴル(商品名:ミルセラ)などがある。 体液量やイオンバランスを調節する薬 ・高カリウム血症の改善薬 腎臓は老廃物以外にもカリウムをはじめとするイオンバランスの調節も行っている。 腎不全によって腎臓の機能が落ちてしまうと、これらカリウムの排泄がうまく機能しなくなってしまう。 その結果、血液中のカリウム濃度が高くなってしまう。 この状態が高カリウム血症である。 高カリウム血症の状態では、手足や唇のしびれなどの症状が表れるようになる。 カリウムは心臓の拍動にも関与しているイオンであるため、重度の高カリウム血症であると不整脈に陥ってしまうこともある。 これら腎不全による高カリウム血症を防止するため、食事中のカリウムが体内に吸収されないように調節する薬が使用される。 栄養としてそれまで腸から吸収されていたカリウムを吸着することで、便と共に体外へ排出させるのである。 このように、カリウムを吸着する物質としてイオン交換樹脂があり、このイオン交換樹脂を服用することによって高カリウム血症を治療することができる。 イオン交換樹脂によってカリウムを吸着し、高カリウム血症を改善する薬として ポリスチン(商品名:アーガメイト、カリメート)などがある。 ・高リン血症の改善薬 腎不全患者ではカリウムの他にもリンの排泄機能が低下している。 この結果、高リン血症に陥ってしまう。 骨の成分と言えばカルシウムが有名であるが、 骨はカルシウムの他にもリンが重要な構成成分の一つとなっている。 血液中に含まれるリンの濃度が高くなってしまうと、骨以外の組織にカルシウムが沈着してしまう。 これを 異所性石灰化と呼ぶ。 また、カルシウムとリンの血液中の割合が1:1~1:2の割合でカルシウム吸収が良いため、一定濃度以上にリン濃度が高くなることでカルシウム吸収が抑制されてしまう。 その結果、骨が脆くなってしまう。 これらの症状を改善するためにリン吸着剤を使用することで、高リン血症を治療する。 この時のリン吸着としては、食事中に含まれるリンを腸管内で吸着することで便と一緒に排泄させる。 このようにリンを吸着することで高リン血症を改善する薬として ゼベラマー(商品名:レナジェル)、ビキサロマー(商品名:キックリン)などがある。 活性型ビタミンD製剤 カルシウムの吸収には活性型ビタミンDが関与しており、この活性型ビタミンDの合成には肝臓や腎臓が関わっている。 そのため、 腎不全によって腎機能が低下してしまうと活性型ビタミンDの合成がストップしてしまい、腸からのカルシウム吸収が出来にくくなってしまうます。 そこで、活性型ビタミンD製剤を外から投与する事で骨が脆くなってしまう過程を防止する必要がある。 このように、活性型ビタミンD製剤として腎不全による骨量低下を防止する薬として アルファカルシドール(商品名:ワンアルファ、アルファロール)、カルシトリオール(商品名:ロカルトロール)、エルデカルシトール(商品名:エディロール)などがある。

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多血症

エリスロポエチン 製剤

本剤の投与は貧血症に伴う日常生活活動の支障が認められる腎性貧血患者に限定すること。 本剤の投与に際しては、腎性貧血であることを確認し他の貧血症(失血性貧血、汎血球減少症、アルミニウム蓄積症等)には投与しないこと。 ショック等の反応を予測するため十分な問診をすること。 なお、投与開始時あるいは休薬後の初回投与時には、本剤の少量を静脈内に注入し、異常反応の発現しないことを確認後、全量を投与することが望ましい。 必要以上の造血を認めた場合は、休薬するなど適切な処置をとること。 本剤投与により血圧上昇を認める場合があり、また、高血圧性脳症があらわれることがあるので、血圧、ヘマトクリット値等の推移に十分注意しながら投与すること。 特に、ヘマトクリット値は徐々に上昇させるよう注意すること。 また、投与中止後もヘマトクリット値が上昇する場合があるので、観察を十分行うこと。 血圧上昇を認めた場合には、本剤の投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 抗エリスロポエチン抗体産生を伴う赤芽球癆があらわれることがあるので、本剤使用中に貧血の改善がない、あるいは悪化する場合等は同疾患を疑い、赤芽球癆と診断された場合には本剤の投与を中止すること。 また、他のエリスロポエチン製剤・ダルベポエチン アルファ製剤への切り替えは避け、適切な処置を行うこと。 本剤投与により高カリウム血症を認める場合があるので、食事管理を適切に行うこと。 本剤投与によりシャントの閉塞や血液透析装置内の残血を認める場合があるので、シャントや血液透析装置内の血流量には十分注意すること。 このような場合にはシャントの再造設、抗凝固剤の増量等の適切な処置をとること。 本剤の効果発現には鉄の存在が重要であり、鉄欠乏時には鉄剤の投与を行うこと。 <未熟児貧血> 本剤の投与は未熟児貧血に限定すること。 また、未熟児貧血におけるヘモグロビン濃度の低下は急速であるため、未熟児貧血発症早期より本剤を投与することが望ましい。 ショック等の反応を予測するため親・兄姉のアレルギー歴等について十分な問診をすること。 なお、投与開始時には、本剤の少量を皮内に注射し、異常反応の発現しないことを確認して投与することが望ましい。 必要以上の造血を認めた場合は、休薬するなど適切な処置をとること。 本剤投与により血圧上昇を認める場合があるので、血圧、ヘマトクリット値等の推移に十分注意しながら投与すること。 血圧上昇を認めた場合には、本剤の投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 本剤の効果発現には鉄の存在が重要であり、鉄欠乏時には鉄剤の投与を行うこと。 副作用 頻度不明 0. 1〜5%未満 0. 保存期慢性腎臓病患者における腎性貧血に対する赤血球造血刺激因子製剤による治療について、目標ヘモグロビン濃度を13. 2型糖尿病で腎性貧血を合併している保存期慢性腎臓病患者において、目標ヘモグロビン濃度を13. がん化学療法又は放射線療法による貧血患者注)に赤血球造血刺激因子製剤を投与することにより生存期間の短縮が認められたとの報告がある。 放射線療法による貧血患者注)に赤血球造血刺激因子製剤を投与することにより、腫瘍進展又は局所再発のリスクが増加したとの報告がある。 プラセボを投与されたがん化学療法による貧血患者注)に比べて赤血球造血刺激因子製剤の治療を受けた患者で血栓塞栓症の発現頻度が高いことが臨床試験にて示されたとの報告がある。 がん化学療法又は放射線療法を受けていないがんに伴う貧血患者注)に赤血球造血刺激因子製剤を投与した臨床試験で、プラセボを投与した患者に比べて死亡率が高いことが示されたとの報告がある。 注)これらの患者への投与は、本邦では承認外である。 薬物動態. Manzoni P. et al. , N. Engl. Med. , 353, 2190, 2005. Besarab A. et al. , N. Engl. Med. , 339, 584, 1998. Singh A. et al. , N. Engl. Med. , 355, 2085, 2006. Pfeffer M. et al. , N. Engl. Med. , 361, 2019, 2009. Leyland-Jones B. et al. , J. Clin. Oncol. , 23, 5960, 2005. Henke M. et al. , Lancet, 362, 1255, 2003. Overgaard J. et al. , J. Clin. Oncol. , 27, 15s, 2009. Luksenburg H. et al. , FDA Briefing Document. ODAC, May 4 , 2004. Smith R. et al. , J. Clin. Oncol. , 26, 1040, 2008. 田中孝司ほか, 臨床評価, 16, 547, 1988. 小出桂三ほか, 臨床薬理, 20, 391, 1989. 中村友彦ほか, 日本産婦人科・新生児血液学会誌, 3, 39, 1993. 高久史麿ほか, 腎と透析, 24, 1009, 1988. 前田貞亮ほか, 腎と透析, 26, 1115, 1989. 川口良人ほか, 臨床医薬, 4, 2075, 1988. 久保和雄ほか, 臨床透析, 5, 603, 1989. 高久史麿ほか, 腎と透析, 26, 279, 1989. 藤見 惺ほか, 医学のあゆみ, 148, 759, 1989. 中畑龍俊ほか, 小児内科, 25, 595, 1993. 多田 裕ほか, 周産期医学, 26, 1031, 1996. 多田 裕ほか, 周産期医学, 23, 917, 1993. 荒井弘文ほか, 基礎と臨床, 22, 5531, 1988. Nagano et al. , J. Pharm. Pharmacol. , 42, 758, 1990. Koumegawa et al. , J. Urology, 146, 1645, 1991. 西 信介ほか, 基礎と臨床, 22, 5547, 1988. 日野雅之ほか, 基礎と臨床, 22, 5811, 1988 作業情報.

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HIF

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本検査は,腎性貧血を診断したいときに行われる.また,原因不明の貧血の造血動態を推測するときや赤血球増加症の鑑別診断にも適応となる.• EPOの最大の臨床的意義は,慢性腎不全に伴う貧血(腎性貧血)において腎間質細胞によるEPO産生低下が主病態であることで,診断にも治療にも活用されている.• 一方,腎以外の原因で貧血になると,血中EPO濃度は上述した機序により上昇する.ではきわめて高い値を示し,でも血中ヘモグロビン(Hb)濃度とEPO値は逆相関する.• また,慢性炎症,慢性感染症,膠原病などに伴うにおいても,腎性貧血と同様にEPO低値を示すことが多く,炎症性サイトカインとの関連が示唆されている.• EPO濃度を貧血の鑑別に用いるには,で知られるlog(EPO)=3. 436-0. 626の関係が示されている〕や炎症性疾患に伴う貧血が考えられる.• EPOは多血症の鑑別診断にも用いられる.真性多血症では低値であり,EPO産生腫瘍や高地生活,ドーピングなどでは高くなる.なお90年代には遺伝子組み換えEPOと内因性EPOの差異は検出困難であったが,糖鎖構造・電化の違いを利用した等電点電気泳動により分離できるようになり,2002年のソルトレーク市五輪から尿EPO検査が実用化されている. 検査料 209点 包括の有無 注 患者から1回に採取した血液を用いて本区分の13から50までに掲げる検査を3項目以上行った場合は、所定点数にかかわらず、検査の項目数に応じて次に掲げる点数により算定する。 イ 3項目以上5項目以下 410点 ロ 6項目又は7項目 623点 ハ 8項目以上 900点 1. 各種ホルモンの日内変動検査は、内分泌学的検査の該当する項目の測定回数により算定するが、その回数については妥当適切な範囲であること。 エリスロポエチンは、以下のいずれかの目的で行った場合に算定する。 検体検査判断料は該当する検体検査の種類又は回数にかかわらずそれぞれ月1回に限り算定できるものとする。 注1の規定にかかわらず、区分番号D000に掲げる尿中一般物質定性半定量検査の所定点数を算定した場合にあっては、当該検査については尿・糞便等検査判断料は算定しない。 )1人につき月1回に限り、次に掲げる点数を所定点数に加算する。 ただし、いずれかの検体検査管理加算を算定した場合には、同一月において他の検体検査管理加算は、算定しない。 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において、区分番号D006-4に掲げる遺伝学的検査、区分番号D006-20に掲げる角膜ジストロフィー遺伝子検査又は遺伝性腫瘍に関する検査(区分番号D006-19に掲げるがんゲノムプロファイリング検査を除く。 )を実施し、その結果について患者又はその家族等に対し遺伝カウンセリングを行った場合には、遺伝カウンセリング加算として、患者1人につき月1回に限り、1,000点を所定点数に加算する。 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において、区分番号D006-19に掲げるがんゲノムプロファイリング検査を実施し、その結果について患者又はその家族等に対し遺伝カウンセリングを行った場合には、遺伝性腫瘍カウンセリング加算として、患者1人につき月1回に限り、1,000点を所定点数に加算する。 区分番号D005の14に掲げるを行った場合に、血液疾患に関する専門の知識を有する医師が、その結果を文書により報告した場合は、診断加算として、240点を所定点数に加算する。 区分番号D015の16に掲げる免疫電気泳動法(抗ヒト全血清)又は23に掲げる免疫電気泳動法(特異抗血清)を行った場合に、当該検査に関する専門の知識を有する医師が、その結果を文書により報告した場合は、免疫電気泳動法診断加算として、50点を所定点数に加算する。 1 検体検査については、実施した検査に係る検体検査実施料及び当該検査が属する区分(尿・糞便等検査判断料から微生物学的検査判断料までの7区分)に係る検体検査判断料を合算した点数を算定する。 2 各区分の検体検査判断料については、その区分に属する検体検査の種類及び回数にかかわらず、月1回に限り、初回検査の実施日に算定する。 3 実施した検査が属する区分が2以上にわたる場合は、該当する区分の判断料を合算した点数を算定できる。 4 同一月内において、同一患者に対して、入院及び外来の両方又は入院中に複数の診療科において検体検査を実施した場合においても、同一区分の判断料は、入院・外来又は診療科の別にかかわらず、月1回に限る。 5 上記の規定にかかわらず、区分番号「D000」尿中一般物質定性半定量検査を実施した場合は、当該検査に係る検体検査判断料は算定しない。 区分番号「B001」特定疾患治療管理料の「15」の慢性維持透析患者外来医学管理料又は区分番号「D025」基本的検体検査実施料を算定した月と同一月に検体検査を行った場合は、それぞれの区分に包括されている検体検査に係る判断料は別に算定できない。 6 区分番号「D004-2」の「1」、区分番号「D006-2」から区分番号「D006-9」まで及び区分番号「D006-11」から区分番号「D006-20」までに掲げる検査に係る判断料は、遺伝子関連・染色体検査判断料により算定するものとし、尿・糞便等検査判断料又は血液学的検査判断料は算定しない。 また、区分番号「D027」基本的検体検査判断料の「注2」に掲げる加算を算定した場合には、本加算は算定できない。 9 「注6」に規定する遺伝カウンセリング加算は、臨床遺伝学に関する十分な知識を有する医師が、区分番号「D004-2」の「1」のうち、マイクロサテライト不安定性検査(リンチ症候群の診断の補助に用いる場合に限る。 )、区分番号「D006-4」遺伝学的検査、区分番号「D006-18」BRCA1/2遺伝子検査又は区分番号「D006-20」角膜ジストロフィー遺伝子検査を実施する際、以下のいずれも満たした場合に算定できる。• ア 当該検査の実施前に、患者又はその家族等に対し、当該検査の目的並びに当該検査の実施によって生じうる利益及び不利益についての説明等を含めたカウンセリングを行っていること。 イ 患者又はその家族等に対し、当該検査の結果に基づいて療養上の指導を行っていること。 なお、遺伝カウンセリングの実施に当たっては、厚生労働省「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取り扱いのためのガイダンス」(平成29 年4月)及び関係学会による「医療における遺伝学的検査・診断に関するガイドライン」(平成23 年2月)を遵守すること。 区分番号「D006-18」BRCA1/2遺伝子検査を実施する際、BRCA1/2遺伝子検査を行った保険医療機関と遺伝カウンセリングを行った保険医療機関とが異なる場合の当該区分に係る診療報酬の請求は、BRCA1/2遺伝子検査を行った保険医療機関で行い、診療報酬の分配は相互の合議に委ねる。 その際、遺伝カウンセリングを行った保険医療機関名と当該医療機関を受診した日付を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。 また、遺伝カウンセリング加算を算定する患者については、区分番号「B001」特定疾患治療管理料の「23」がん患者指導管理料の「ニ」の所定点数は算定できない。 10 「注7」に規定する遺伝性腫瘍カウンセリング加算は、臨床遺伝学に関する十分な知識を有する医師が、区分番号「D006-19」がんゲノムプロファイリング検査を実施する際、 9 のア及びイのいずれも満たした場合に算定できる。 なお、遺伝カウンセリングの実施に当たっては、厚生労働省「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取り扱いのためのガイダンス」(平成29 年4月)及び関係学会による「医療における遺伝学的検査・診断に関するガイドライン」(平成23 年2月)を遵守すること。 11 「注8」に規定する診断加算は、血液疾患に関する専門の知識及び少なくとも5年以上の経験を有する医師が、当該保険医療機関内で採取された骨髄液に係る検査結果の報告書を作成した場合に、月1回に限り算定する。 12 「注9」に規定する免疫電気泳動法診断加算は、免疫電気泳動法の判定について少なくとも5年以上の経験を有する医師が、免疫電気泳動像を判定し、M蛋白血症等の診断に係る検査結果の報告書を作成した場合に算定する。

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