グロ映画。 ちょいグロ好きが観てえぐいと感じたグロ映画【邦画編】~『鬼畜大宴会』『グロテスク』など

グロ映画おすすめ20選!【邦画・洋画】2019年最新グロ映画もご紹介!

グロ映画

以前、別ブログで「 Myグロ映画ランキング」的な記事を書いたことがあります(現在は既にこのブログに移行済み)。 このような記事に需要があるのかどうか……いや、それどころか、逆に読者さんが離れていってしまうのでは……と不安に思いながらも、なんとなくまとめておきたかったので書いてみた所、意外にも多くの(それもどちらかというと好意的な)反応を頂けてビックリしたものでした。 上記の記事では洋画も邦画も取り混ぜているので、それぞれの説明が駆け足になっているのと、上記の記事を書いてから観た映画の中にも強烈なものが何本かあったので、それらを追加して、今回は新しく「 日本のグロ映画」について書いてみようと思います。 「グロ」とは 異様で気味の悪いさま。 不快になるほど異常なさま。 Webの辞書では上記のように書かれています。 これを踏まえて「 グロ映画」について考えてみると、私は大別して3つの系統に分けることができるのではないかと思います。 人体損壊系• バッチい系• 虫やワームなどの生物系 スプラッターというとわかりやすいので、私はよく「 スプラッターが好き」と言ってしまいがちなのですが、実はただ単にスプラッター(血しぶきが出る)なだけではちょっと物足りない……。 スプラッターが行き過ぎて少し人体損壊描写がある位がちょうどいいようです(私はこの1を「 ゴア」と考えているのですが、これについてはまた別の記事で書こうと思います)。 しかしあんまり行き過ぎているのも受け付けない……(わがまま)。 具体的な作品としては、 位のグロ加減が好みです。 2の バッチい系は苦手なのですが、1かと思って観てみたら2だったり、1と2がセットになっているということも多いです……。 3はちょっと特殊で、洋画だと『 R』などがこれにあたるかと。 苦手な方はとことん苦手だと思います。 以下で映画を紹介する際に、1なのか2なのか3なのか、それらの混合なのか、その場合どの要素が強めか……などということを書いていこうと思います。 それと、私は不潔な感じがあったり、タブーに触れていたりする描写がちょっと苦手なので、そういったものが出てくる映画の場合、「 精神的グロ度(?)」が無意識にプラスされているかもしれません。 鬼畜大宴会 これは前から観たくて探していたのですが、なかなかレンタルで見つからず……。 ふとした折に検索で見つけて驚いたのですが、それがなんととあるオンラインレンタルDVDショップの アダルトジャンルのページ! アダルト扱いになっていたので、普通に探しても引っかかってこなかったのですね……。 しかし鑑賞してみて、なぜこれがアダルト扱いになっているのかちょっと謎です。 確かにそういう場面もあるにはあるのですが、色っぽい気分になるようなものでは到底なく……。 70年代の 学生運動グループのてんやわんやを描いた映画なので、雰囲気はものすごく暗いですし、殺伐としています。 更になんだかちょっと不衛生な感じがあります。 ただ、後に出てくる『 追悼のざわめき』などにも感じることなのですが、その小汚い雰囲気がなんだか画面に妙な迫力を与えている気がします。 前半はおとなしいですが、後半のグロ描写は凄まじいものがあります。 いろんなものが飛び散ります。 それに加えて、最初は同じ志を持って集まったはずの若者たちが 内輪揉めを始めるというストーリーなので、精神的な不快感も上乗せされます。 人間が数人寄り集まると、仕切りたがる奴が出てきたり、そいつの命令を盲目的にきく奴が出てきたり、はたまた反発する奴が出てきたりと、どうしても揉め事が起きてしまうのだなァ……という虚しさを感じさせられました。 相手に刑事だということが知られ、現場は混乱に陥り、刑事の内の1人が敵の組織に捕らわれてしまい……。 カルト映画『 a』に出演していた女優・不二稿京さんの監督作品(出演もしています)。 『 鉄男』のようにスタイリッシュな雰囲気もあるのですが、それよりもやはりグロさが際立っています。 猟奇的でもありますし、 病的な肉体損壊のおぞましさもあります。 ただ、ストーリーが途中でよく分からなくなってしまうのがちょっと残念……。 ジャケを見るとなんだかオカルト映画のようですが、オカルト要素は全くといっていいほどありません。 ピノキオは金持ちの女性に買われるが、街に捨てられてしまい……。 これもストーリーがよく分からないのですが、カルト的な雰囲気がある映画です。 人体損壊系のグロはほとんどありませんが、バッチいシーンがあります。 しかもそれがやたら長い……。 『 鉄男』好きなら観てみてもいいかも……。 追悼のざわめき 連続殺人鬼である青年とマネキン、浮浪者と切り株、小人の兄妹、美しい兄妹……4組のカップルが織り成す醜くも美しい物語。 カルト映画のページ でも紹介させて頂いた『 追悼のざわめき』です。 内臓もちょこっと出てきますし、ゲロゲロっとしたものも出てきます。 予告編を見るとなんだか叙情的ですが、本編は不穏な雰囲気がムンムンの映画です。 しかしただグロかったり怖かったりするだけではなく美しく感じられる部分もあるという、なんとも不思議な映画です。 白黒なので映像的にはそこまでショッキングではないのですが、いろいろなタブーに触れているためか画面から漂う緊張感が凄まじくて、私は精神的にかなり疲弊させられました……。 それとなんだか全体的に薄汚い感じがあります。 『 鬼畜大宴会』やカルト映画の『 R』(えげつない題名ですが名作です)を観た時にも感じたのですが、この小汚さがやさぐれ感を醸し出し、画面にある種の迫力を持たせている気がします。 しかし登世は禁教令に背いた邪宗徒として捕らわれることになり……。 1976年とちょっと古めの映画ですが、侮ってはいけません。 この頃の東映は「 異常性愛路線」などというトンデモない方向性の映画を作っていたようです。 これもその系統の映画の内の1本と思われます。 全体が2部構成になっていて、前半と後半は丸っきり違う話になっています(「 牛裂きの刑」は前半)。 なので「 牛裂きの刑」は40分位の話で、しかももっともグロいシーンはあっという間に終わってしまうのですが、これがまァ実によくできているのですよ……(ゲンナリ)。 そしてそれまでの話作りもかなりしっかりしていて、その胸糞悪いことといったらもう……! 権力者が弱者をいたぶるという点で、 女郎のおみのは女郎屋から脱走し、山奥の愁月院というお寺にほうほうの体で辿り着く。 女ばかりのその寺で、おみのは修行に励もうとするのだが……。 まず第一に言っておかなければならないこととして、題名に反して 誰も引き裂かれません。 題名詐欺ではありますが、面白いのでよしとしておきます。 これぞ エロ・グロ・ナンセンス! 前半はエロメインでちょっと退屈なのですが、後半のぶっ飛び具合が素晴らしいです。 グロはそこそこなのですが、それよりもやたらサイケな背景が出てきたり、ロックな音楽が使われたり、はたまたミイラが唐突に……! と、 カルト的な印象が強い映画です。 グロテスク 初デート中のカップルが、変質者に連れ去られ監禁されてしまい……。 これはキツカったです……。 何もかもが不快です。 予告編だけでも結構キツいので閲覧注意です。 残酷シーンはもちろんのこと、• 前半のエロシーンがしつこい。 傷めつけられる人たちがコロッといくのではなくギャーギャーいう。 セットが安っちいのは仕方ないとしても、内容との対比で、せめて部屋の中や小道具などにもう少し美を感じさせてほしかった。 すぐ吐く。 犯人がなんだか地味(もう少しエキセントリックなキャラにしてほしかった……)。 そのせいなのか、全体的に雰囲気がじめじめしている。 ……など、不快な点を挙げたら枚挙に暇がありません。 それと上記に加えて、 僕も白石君もそれほどホラーに思い入れがあるわけじゃない、でも仕事としてジャンル映画をやらなきゃいけない 白石君……というのは『 グロテスク』の監督である 白石晃士監督のことです。 これは『 グロテスク』ではなく別の映画のプロデューサーの言葉なのですが、これを読んだ時に、『 グロテスク』についてのモヤモヤした不快感が腑に落ちた気がしました。 ホラーばかり撮っているイメージがある白石晃士監督なので、「 ホラーに思い入れがあるわけじゃない」という言葉には最初驚かされましたが、そう言われてみると、『 グロテスク』と『 ファニーゲーム』を観た時の不快感はちょっと似ている気がしました。 などにもかなり残酷な描写があるのですが、それらは残酷な中に美を見出そうとしているように感じられました。 不快な内容ではあるのですが、これらを作っている人たちは人を不快にさせようと思って作っているのではなく、 作りたいものがたまたま多くの人たちにとって不快だったというだけなのでは……という気がします。 これらの作品と『 グロテスク』とで不快の種類が少し違うように思えるのは、そういったことが原因なのかもしれません(私がそう感じたというだけで、真実がどうかは分かりませんが……)。 しかしいずれにせよ、『 グロテスク』がショッキングであることは間違いないです。 とにかくグロければOK! という方にはうってつけの映画です(というか、それ以外の人にはおすすめできません……)。 三池崇史監督の映画 殺し屋1 ドMのヤクザ・垣原は、組長の敵(かたき)を追う内に、殺人者のその容赦ないやり口に興味を抱くようになる。 一方、追われている殺し屋・イチは、屈強な男とは到底いえない大変な泣き虫で……。 原作の漫画を読んでいないためか、ちょっと???な所がいくつかありました(私の理解力不足かもしれませんが……。 その後漫画を読んだのですが、漫画自体も結構謎が多かった気がしました)。 また、舌を切った後にすぐに喋れるようになったり、口が裂けて敵の手をバリバリ噛み砕いたりなどの描写はまるで漫画(いや、漫画が原作なので当然かもしれませんが……)! しかしそういった細かいことがどうでもよくなる位の勢いがあります。 クールでカラッとしているので、残酷描写が激しい割には 後に尾を引かないグロ映画かと思います。 息子や友人の言葉をきっかけに再婚を考えるようになり、映画の主演女優のオーディションにかこつけて再婚相手を見つけることにするのだが……。 有名な「 キリキリキリ……」はグロというよりは痛そうなんですが、その前にものすごく気色悪いくだりがあります。 そこがいろんな意味でグロいです(結構バッチさもあります)……。 主人公は前時代的な男性で、女性蔑視を(ごく自然に)しているような節があり確かにちょっと鼻につきますが(車と女性を同列に並べてしまう所など……)、その代償としては失うものがあまりにも大きすぎます……。 主人公は舞い上がっていて終盤になるまで気付きませんが、観客は割と早い段階から不穏な空気をビンビンに感じ取ることが出来ます。 クリスは顔の半分が醜く引きつれている女郎と一夜を過ごすことになり……。 映倫が審査を拒否した! とのことで、どれだけ残酷なのか……!? とドキドキしていたら、それほどでもありませんでした。 いや、ものすごく痛そうではあるのですが、三池監督であれば『 殺し屋1』の方が残酷描写は激しいような……。 グロもほとんどありませんし、何が審査に引っかかったのか不思議です……。 原作者の 岩井志麻子さんが嬉々として ドイヒーなことをする役で出演されているのが印象的でした。 その他の三池崇史監督の映画 『 a』『 a』にめちゃくちゃ汚い場面があります。 ただ、映画自体は2つとも トンデモ映画という感じなので、怖くはありません。 『 R』もトンデモ映画です。 グロはないですが、 BBAの母乳がグロといえばグロ……? 園子温監督作品 冷たい熱帯魚 小さな熱帯魚店の店主・社本は、後妻の妙子と、前妻との娘である美津子と暮らしている。 美津子の万引きをきっかけに、社本はやり手の同業者である村田夫妻と知り合うことになり……。 園子温監督の映画はエロが際立つことが多い気がするのですが、これはエロもグロ(内臓系)もすごいです。 そして映像的な怖さもさることながら、特筆すべきは何と言っても でんでんさんの怪演……! サイコパスとはきっとこんな感じなんだろう……と背筋をゾッとさせられました。 また、ストーリーは「」という実際の事件がモデルになっているとのことです。 彼女の書く小説は変態的な官能小説なのだが、そのドギツさが意外にも世間に受けて売れっ子作家となっている。 その妙子のもとに、美青年の編集者が現れて……。 いやらしくて胸糞悪くてアーティスティックでちょっとグロです。 冒頭で見世物的なサーカスが出てきたり、時折 壁が赤くて肉々しかったりするのがちょっとあざとく思える方もいそうですが、好きな人は好きな演出なのでは……(寺山修司風で私は割と好き)。 その他の園子温監督の映画 『 R』はちょこっとスプラッターがありますがグロというほどではないです(エロもなし)。 『 a』とその続編『 a』にもグロはほとんどないです(エロもなし)。 園子温監督の映画を全部を観ている訳ではないのですが、「 洗脳」や「 隷属」、また、それらを打ち破ることをテーマにした作品を多く撮っているイメージがあります(『 R』以降は娯楽作品のようなのでちょっと違うかもしれませんが……)。 また園子温監督の映画は、 a会員の方であれば、追加料金なしで鑑賞できるものが割とあります。 「ギニーピッグ」シリーズ これは映画ではなくてビデオ作品です。 AVやVシネマの方が強烈なものが多そうですが、私にとってはちょっと行き過ぎちゃう感じがするのと、際限がなくなりそうなので、そっちの方にはあまり手を出す気になれません……。 しかしグロというとこの「 ギニーピッグ」シリーズは必ずといっていいほど名前が挙がるので、シリーズ全作ではないですが数本は鑑賞しました。 それについての感想をちょこっとずつですが述べてみます。 ギニーピッグ 悪魔の実験 シリーズ1作目。 ただ単に女性をいたぶるというフェイクドキュメンタリー。 椅子をぐるぐる回すなど、地味でシュールないたぶり方もあり、ちょっと笑ってしまう所もありますが、全体的にはキツいものがありました。 嘘臭いので何も感じない、という方もいるとは思うのですが、なんだかすごく不穏な雰囲気があって私は苦手です……。 日野日出志さんの漫画に通ずる「 残酷美」のようなものを所々感じられましたが、やはり映像だとちょっと毒々しすぎる気がしました……。 しかし特殊技術には目を瞠るものがあります。 それと女性がギャーギャー言わない所にはホッとしました(『 グロテスク』や1作目の『 悪魔の実験』では、女性が苦しそうなので不快感が増しているというのがあると思います)。 逆に言うと、映像的なグロさだけならこれに敵うものはほとんどなさそうです。 監督は漫画「孤独のグルメ」の作者である 久住昌之さん。 これはうまい方向転換だったのではないでしょうか。 2作目以上に過激なことを無理にやろうとしない姿勢に好感が持てました。 そこまでグロくもないし、ブラックジョークが満載で楽しいです。 これまでとはちょっと変わって、ストーリー性があるグロを目指したのだとか……。 監督は再び漫画家の 日野日出志さん。 「映像的なグロさだけならこれに敵うものはほとんどなさそうです」と2作目の感想で書きましたが、それに匹敵する数少ない作品の内のひとつだと思います。 病的な ジュクジュク感が強く、またミミズやゴカイなどがワラワラ出てくるので、こっちの方がキツいと感じる方もいるかもしれません……。 ただ、斉木しげるさんが主演だったり、久本雅美さんが脇役で出演されていたりと、見知った顔が出てくるのでちょっと安心感があります。 それと背景美術を担当しているのが歌手の友川かずきさんのようです。 思ったよりグロくはなく(このシリーズにしては、ですが……)、ちょっと笑っちゃう所もあったりして、1作目や2作目のような後味の悪さはありません。 シリーズの中の変わり種的な作品かもしれません。 folder tag , , , , , ,.

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【※閲覧注意】思わず目を背ける”グロすぎる”映画7選【トラウマ】

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感想 この作品は、 言わずと知れた名作であると個人的には思っています。 内容はパンデミック系映画で、映画『 コンテイジョン』や『 アウトブレイク』のように 謎の症状発見からパンデミックを描く作品です。 撮影方式はPOVでありながらドキュメンタリー調になっており、語り部の存在で物語の進行がスムーズになっている点が非常に良いですね。 息が詰まるほどの緊張感を味わうことができて、ちゃんと最後に原因究明をしてくれるため、解明に向けたストーリーも楽しめます。 まぁ何といっても死体のグロさがヤバい。 ここでは言えませんが、このパンデミックの原因は〇〇〇であるため、それらが体内から人間を食いちぎるという世も末な演出が楽しめます!!つまりグロ好きでも安心して見ていられる作品になっています…!! 感想 私が一番好きな ゾンビ映画の金字塔「28シリーズ」からご紹介。 この作品のグロさは派手さのあるグロだけでなく、 作品を通して生々しすぎるグロさがあるという事でランクイン。 随所に見られるグロは斬新な手法が多く、 プロペラでみじん切り、 生きた人間を目つぶし、狙撃など殺しの四十八手を見せつけてくる今作は最高に楽しい作品でした!! 物語としてはすべての元凶である兄弟にイラっとする場面はあるもの、ジェレミー・レナー演じるドイル軍曹を始めとする魅力的すぎるキャラクターが多く、 出来のいいパニックアクションとなっています。 爆走するゾンビが運ぶ極上のグロテスクを知りたいなら、今作を見ておくことをお勧めしておきます!!。 感想 タイトルが直球で草と感じる方も多いでしょう。 グロテスクの概念が生み出した邪悪な作品、グロエロなんでもありの悪魔作品。 言い方はいくらでもありますが、おそらく 製作者の前世はこの世のすべてを憎み死に絶えた侍でしょう。 とにかくグロの最上級を目指した作品であったため内容は凄惨を極める。 かなり精密なグロ描写の数々は正直私でも目を背けてしまうものでした。 犯人は最高にSで変態で病気でワキガ、そして拷問する動機が「 感動したいから」というわけのわかんなさ。 しかし登場人物全員が 血気に迫っているからこそのめりこんでしまう危ない作品です。 勇気がある方はチェックしてください!! 感想 あまりグロの印象が無いかのように描かれる本作品であるが、 実は結構グロいです。 しかも映像はすべて『 一人称 FPS視点 』であるためグロの臨場感が桁違いです!! 結局この映画の持ち味である臨場感の強みは、グロの方面でも活かされるわけですね。 とはいえハードコア並のグロい映画は巷に溢れ返っていますよね…ですがここまで緊張感を持ってグロを伝えてくる作品は他に知りません!! 一見普通のグロでもFPS視点で起きてしまえば、新鮮で疑似体験してるようになりますよね。 ちなみに内容的にも結構楽しめました。 終始飽きも無くドキドキが続きっぱなしで上映時間が短く感じた作品の一つです! 鈴木英雄(大泉洋)35歳。 職業:漫画家アシスタント。 彼女とは破局寸前。 そんな平凡な毎日が、ある日突然、終わりを告げる…。 徹夜仕事を終えアパートに戻った英雄の目に映ったのは、彼女の「異形」の姿。 一瞬にして現実の世界は崩壊し、姿を変えて行く。 謎の感染によって人々が変貌を遂げた生命体『ZQN(ゾキュン)』で街は溢れ、日本中は感染パニックに陥る。 標高の高い場所では感染しないという情報を頼りに富士山に向かう英雄。 その道中で出会った女子高生・比呂美(有村架純)と元看護師・藪(長澤まさみ)と共に生き残りを賭けた極限のサバイバルが始まった…。 果たして彼らは、この変わり果てた日本で生き延びることが出来るのか。 そして、英雄は、ただの英雄(ひでお)から本当の英雄(ヒーロー)になれるのか!? 感想 超つまらなかったけど、インパクトはビックバンです!! この映画と言ったらご存じの通り、女子高生の集団投身自殺です。 この映像を見た当時まだ若かった私はかなりの衝撃を受けました。 映像的にすごいグロいというわけではないし、肝心のグロシーンもチープなものではありましたが、いかんせん何十人の女子高生が楽しそうに電車に身を投げるという発想が狂気すぎましたね。 年を重ねた今見てもやはり内容は面白くないですが、 そのシーンだけはどうしようもなく脳裏にこびりついてしまいます。 インパクト強めのグロ映画です。 冒頭の該当シーンだけでなく、 作中随所に自殺シーンを見られるためチェックはしておいてほしい作品であるのは間違いないですね。 静かな海辺の町クラリッジ、生物学者が湾内の水質に高濃度の毒性があることを察知するが、その警告を市長はスルーしてしまう。 そのころ、町は独立記念日を祝うイベントで大勢の人々が繰り出しにぎわっていたが、疫病が発生したことからお祭りムードは一変。 やがて、人々は体中をむしばむ突然変異した寄生虫の餌食となっていき、町は地獄と化す。 感想 この作品は、 言わずと知れた名作であると個人的には思っています。 内容はパンデミック系映画で、映画『 コンテイジョン』や『 アウトブレイク』のように 謎の症状発見からパンデミックを描く作品です。 撮影方式はPOVでありながらドキュメンタリー調になっており、語り部の存在で物語の進行がスムーズになっている点が非常に良いですね。 息が詰まるほどの緊張感を味わうことができて、ちゃんと最後に原因究明をしてくれるため、解明に向けたストーリーも楽しめます。 まぁ何といっても死体のグロさがヤバい。 ここでは言えませんが、このパンデミックの原因は〇〇〇であるため、それらが体内から人間を食いちぎるという世も末な演出が楽しめます!!つまりグロ好きでも安心して見ていられる作品になっています…!! 環境保護を訴える活動をしている学生グループたちはアマゾンの森林伐採の不正を暴くために現地を訪れる。 しかし、彼らの過激な活動は問題視され、強制送還されてしまう。 不運にも帰路についた飛行機にエンジントラブルが発生。 あえなく彼らの乗った飛行機は、熱帯雨林に墜落してしまう。 生き残った学生たちは助けを求めるのだが、そこにいたのは人間を食べる習慣をもつ食人族だった…。 感想 馬鹿っぽい映画筆頭。 でも 意外と作品のテーマはしっかりしているグロ映画。 人を食う非文明人VS森林を破壊しに来た文明人という構図であって、実際に食われる人間たちも破壊される環境を憂いた活動家の学生たちでした。 作品自体は中途半端な活動家を皮肉っており、彼らの ほとんどはしっかり料理されて殺されている。 とにかくまるで北京ダックを食べるかのように人間を食べるシーンは数あるグロ映画でも一級品である。 ゴアシーンは全体に対して少ないにも関わらず、その一撃の重さもあって今回ランクイン。 物語としても意外と楽しめるのが今作であるためただのB級と侮るなかれ。 スペイン旅行中でウイルスの難を逃れたタミー(イモジェン・プーツ)とアンディ(マッキントッシュ・マグルトン)の姉弟は、父親のドン(ロバート・カーライル)と再会を果たす。 しかし、感染を逃れたドンには子どもたちに言えない秘密があった。 感想 私が一番好きな ゾンビ映画の金字塔「28シリーズ」からご紹介。 この作品のグロさは派手さのあるグロだけでなく、 作品を通して生々しすぎるグロさがあるという事でランクイン。 随所に見られるグロは斬新な手法が多く、 プロペラでみじん切り、 生きた人間を目つぶし、狙撃など殺しの四十八手を見せつけてくる今作は最高に楽しい作品でした!! 物語としてはすべての元凶である兄弟にイラっとする場面はあるもの、ジェレミー・レナー演じるドイル軍曹を始めとする魅力的すぎるキャラクターが多く、 出来のいいパニックアクションとなっています。 爆走するゾンビが運ぶ極上のグロテスクを知りたいなら、今作を見ておくことをお勧めしておきます!!。 会社の同僚である和男(川連廣明)とアキ(長澤つぐみ)は、初めてのデートで喫茶店を出たところを何者かに拉致される。 気が付くと二人はどこかの薄暗い部屋の中で口には猿ぐつわをされ、体は台に縛りつけられていた。 そして彼らの目の前には、見知らぬ巨漢の男(大迫茂生)が立っており、次々と多種多様な拷問具らしきものが運び込まれ……。 感想 タイトルが直球で草と感じる方も多いでしょう。 グロテスクの概念が生み出した邪悪な作品、グロエロなんでもありの悪魔作品。 言い方はいくらでもありますが、おそらく 製作者の前世はこの世のすべてを憎み死に絶えた侍でしょう。 とにかくグロの最上級を目指した作品であったため内容は凄惨を極める。 かなり精密なグロ描写の数々は正直私でも目を背けてしまうものでした。 犯人は最高にSで変態で病気でワキガ、そして拷問する動機が「 感動したいから」というわけのわかんなさ。 しかし登場人物全員が 血気に迫っているからこそのめりこんでしまう危ない作品です。 勇気がある方はチェックしてください!! 目を覚ますと、そこは見覚えのない研究施設だった。 妻のエステル(ヘイリー・ベネット)がヘンリーの腕に機械の腕を取り付けている。 大きな事故があり、ヘンリーの身体は激しく損傷していた。 機械の腕と脚を装着され、声帯を取り戻す手術に取りかかろうとした時、侵入者が襲い来る。 謎の組織のリーダーであり圧倒的な能力を持った男エイカンは破壊行為を繰り広げる。 なんとか脱出を試みるが、組織の包囲網によりエステルがさらわれてしまう。 機械のパーツを取り入れたヘンリーは超人的な身体能力を駆使し、妻を救出する為、命を懸けた戦いに身を投じていく-。 感想 あまりグロの印象が無いかのように描かれる本作品であるが、 実は結構グロいです。 しかも映像はすべて『 一人称 FPS視点 』であるためグロの臨場感が桁違いです!! 結局この映画の持ち味である臨場感の強みは、グロの方面でも活かされるわけですね。 とはいえハードコア並のグロい映画は巷に溢れ返っていますよね…ですがここまで緊張感を持ってグロを伝えてくる作品は他に知りません!! 一見普通のグロでもFPS視点で起きてしまえば、新鮮で疑似体験してるようになりますよね。 ちなみに内容的にも結構楽しめました。 終始飽きも無くドキドキが続きっぱなしで上映時間が短く感じた作品の一つです! 鈴木英雄(大泉洋)35歳。 職業:漫画家アシスタント。 彼女とは破局寸前。 そんな平凡な毎日が、ある日突然、終わりを告げる…。 徹夜仕事を終えアパートに戻った英雄の目に映ったのは、彼女の「異形」の姿。 一瞬にして現実の世界は崩壊し、姿を変えて行く。 謎の感染によって人々が変貌を遂げた生命体『ZQN(ゾキュン)』で街は溢れ、日本中は感染パニックに陥る。 標高の高い場所では感染しないという情報を頼りに富士山に向かう英雄。 その道中で出会った女子高生・比呂美(有村架純)と元看護師・藪(長澤まさみ)と共に生き残りを賭けた極限のサバイバルが始まった…。 果たして彼らは、この変わり果てた日本で生き延びることが出来るのか。 そして、英雄は、ただの英雄(ひでお)から本当の英雄(ヒーロー)になれるのか!? 感想 超人気漫画「アイアムアヒーロー」を実写化したこの作品、 国内における漫画実写化は失敗する事が多い昨今であるがしっかり成功した稀有な作品の一つである。 内容も非常に面白い今作でありますが、ゾンビ映画特有のグロシーンもかなり多いです!! とにかくテンション高めでグチャグチャ系グロを提供してくれるので、見ていて爽快感がありますね。 今回紹介している映画で 「血と肉」が飛び散る量は今作が一番じゃなかろうと思わせる今作は終盤での追い上げが見ものです!!もはやお祭りかな?というレベルでしたね。 内容もすごく楽しめるのでぜひ見てほしいです。 もし良かったら原作も読んでくれると嬉しいです! 新宿のプラットホーム。 楽しげにおしゃべりをする女子高校生の集団。 電車がホームに入ってきた瞬間、彼女たち54人の女子高校生たちは手をつないだまま飛び降りた。 同じ頃、各地で集団自殺が次々と起こり始める。 そんな中、警視庁の刑事・黒田のもとに次回の集団自殺を予告する電話が入る。 本格捜査に切り替え、集団自殺をくい止めようとする黒田たちの奮闘も虚しく再び都内のあちこちで壮絶な連鎖自殺が続発する。 そして、落胆し帰宅した黒田を待っていたのは凄惨な家族全員の自殺現場だった……。 感想 超つまらなかったけど、インパクトはビックバンです!! この映画と言ったらご存じの通り、女子高生の集団投身自殺です。 この映像を見た当時まだ若かった私はかなりの衝撃を受けました。 映像的にすごいグロいというわけではないし、肝心のグロシーンもチープなものではありましたが、いかんせん何十人の女子高生が楽しそうに電車に身を投げるという発想が狂気すぎましたね。 年を重ねた今見てもやはり内容は面白くないですが、 そのシーンだけはどうしようもなく脳裏にこびりついてしまいます。 インパクト強めのグロ映画です。 冒頭の該当シーンだけでなく、 作中随所に自殺シーンを見られるためチェックはしておいてほしい作品であるのは間違いないですね。

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マジカル・ニグロ

グロ映画

差別はどうやって 作られたのか。 誰が差別を必要としたのか。 監督のラウル・ペックは、映画で語られる言葉のひとつひとつをボールドウィンの本、エッセイ、インタビュー、講演など、彼が実際に発言した言葉を使って構成した。 60年代と現在を交互に映し出す映像に、アメリカの現状を嘆き、鋭く批判するボールドウィンの言葉が重なり、50年経った今でも人種差別を巡る状況が変わらないことが明るみに出る。 テレビCFやハリウッド映画が大衆に刷り込む「正しく美しい」白人の姿と歪められた黒人のイメージ。 証言や豊富な記録映像を交え、強制的に作られた黒人への偏見の歴史、無知や先入観が引き起こす"差別の正体"を解き明かす様は衝撃的だ。 1957年。 フランス・パリで執筆活動をしていたボールドウィンは、故郷アメリカへ戻る決心をする。 パリ中で売られていた新聞に載っていた少女、アメリカ南部シャーロットの高校に黒人として初めて入学するドロシー・カウンツの写真を見たのがきっかけだ。 大勢の白人たちに取り囲まれ、ツバを吐かれ嘲笑されながら登校する15歳のドロシーに、ボールドウィンは強い衝撃を受けた。 「パリで議論している場合ではない。 われわれの仲間は皆責任を果たしている」そして彼は、人種差別の最も激しい地域、アメリカ南部への旅に出る。 公民権運動のリーダーだったメドガー、マルコムX、キング牧師との出会いと別れ。 司法長官ロバート・ケネディとの会談。 ボールドウィンは激動するアメリカ社会の真ん中に立ち、出来事を記録し、各地で講演をし、精力的に動き回る。 Raoul Peck 監督:ラウル・ペック 1953年、ハイチに生まれる。 8歳の時に家族でコンゴに移住。 コンゴ、アメリカ、フランス、ドイツで学ぶ。 ニューヨークでタクシードライバー、ジャーナリスト等の職に就いたのち、ベルリンにて映画を学ぶ。 1986年制作会社ベルベット・フィルムを設立。 『ルムンバの叫び』(2000)『ルワンダ 流血の4月』(2005)等を監督。 1996-97年ハイチの文化大臣に就任。 現在はフランス国立映像音響芸術学院で教鞭をとり、世界中で数々の回顧展が開かれている。 2001年ヒューマン・ライツ・ウォッチ(Human Rights Watch Organization)よりアイリーン・ダイアモンド 生涯業績賞が授与された。 最新作は『マルクス エンゲルス』(2017)。 Samuel L. Jackson サミュエル・L・ジャクソン(語り) 1948年、アメリカ・ワシントンDCに生まれる。 1989年スパイク・リー監督『ドゥ・ザ・ライト・シング』で注目を集め『ジャングル・フィーバー』 91 ではカンヌ国際映画祭助演男優賞を獲得。 クエンティン・タランティーノ監督『パルプ・フィクション』(94)で英国アカデミー賞、『ジャッキー・ブラウン』(97)ではベルリン国際映画祭男優賞を受賞。 以降『キル・ビル Vol. 2』(04)、『イングロリアス・バスターズ』(ナレーション・09)、『ジャンゴ 繋がれざる者』(12)『ヘイトフル・エイト』 15 とタランティーノ作品の常連俳優となる。 声優としての作品にアニメ『Mr. 日本公開最新作は『トリプルX:再起動』 17 『キングコング:髑髏島の巨神』 17。 現在までに100本以上の映画に出演する、アメリカを代表する俳優のひとり。 日本のコメディアンが顔を黒く塗って黒人を演じることが問題なのではない。 黒人に何があったのか、何が起こっているのか、気にもしないことが問題なのだ。 — 町山智浩(映画評論家) あなたはこれ以上ないほどの理不尽を見る。 でも救いも見る。 差別に加担する男や女たちの表情の醜悪さ。 毅然と立つ黒人少女の美しさ。 観終えてあなたは思う。 人は同じ過ちを何度も繰り返すほど愚かではない。 — 森達也(映画監督 作家) 素晴らしかった。 怒りに満ちていてパワフルだけど、知的でエレガントで。 ジェームズ・ボールドウィンの一挙一動が美しい。 目が離せない。 — 山崎まどか(コラムニスト) 「何でもかんでも差別って言うな」と大人ぶる人がいる。 それが最も子どもじみた態度なのだと知らされた。 — 武田砂鉄(ライター) 「歴史は過去ではない、現在だ。 我々は歴史の中にある、何故なら我々が歴史だからだ。 この事実を無視するのは犯罪と同じだ。 」この言葉が深く沁みる。 トランプ政権が暴れ、世界に人種差別が横行している今こそ見て欲しい映画だ。 我々日本人にとっても知るべき問題が、ここに詰まっている。 — 宮本亜門(演出家) アメリカの人種不平等に対するジェイムズ・ボールドウィンの知的な怒りは公民権運動の時代から50年経った今も鮮やかに響きます。 — ピーター・バラカン(ブロードキャスター) 一国の、かなりの数の人たちが、別のかなりの数の人たちを人間扱いしてこなかったということを、心を揺さぶる雄弁さで訴えたこの映画を、自分はどこまでひとごとと片付けられるのだろうか。 — 柴田元幸(アメリカ文学研究者 翻訳家) 人は本当に「汝の敵を愛」せるのか。 暴力と黒人たちの悲しみに満ちたアメリカの歴史を知りながら、ボールドウィンはこう問いかける。 その魂の気高さと力強さに心を揺さぶられた。 — 都甲幸治(翻訳家 早稲田大学文学学術院教授) 60年前のボールドウィンの言葉がこれほど切実に、これほどリアルに響いてくるのは、世界が変わっていないせいなのか、それとも、彼が変わらぬ真実を言い当てているせいなのか。 — 金原瑞人(法政大学教授 翻訳家) 優れた時代評は、その時代の特殊性をしっかりと捕まえ、それでいてその時代を超える普遍性を備えている。 このドキュメンタリーは、そのようなボールドウィンの才を文字通り余すところなく伝え、このデタラメな世界を生きるパワーを与えてくれる。 — 藤永康政(アメリカ黒人史家 日本女子大学准教授) 怒りからほとばしる美、憂いが織りなす詩————黒人作家ボールドウィンの強靭な倫理、カリブの映像作家によって蘇る。 — 新田啓子(アメリカ文学研究者 立教大学教授) 知ってるつもりだった公民権運動、ブラックパンサー、黒人俳優をフィーチャーしたハリウッド映画に「正しい」角度から強烈な光を照らす、詩的なドキュメンタリー。 — 宇野維正(映画・音楽ジャーナリスト) 「人種(race)」という概念は生物学的事実に依拠していると信じられてきたが、サイエンスの分野ではほぼ完全に否定されている。 つまり「人種」はサイエンスというよりもフィクションに近いということだ。 それにも関わらず、今日、この映画が製作されなければならなかった事実が胸に迫る。 — 渡辺靖(アメリカ研究学者 文化人類学者 慶應義塾大学SFC教授) 現代アメリカを捉えた映像に、ボールドウィンの1960年代回想がかぶさる場面は恐ろしい。 半世紀の時間差があるはずなのに、映像と言葉のマッチングに何の違和感もないのだ。 反動と差別の米社会、その今を知るためにも見ておくべきだろう。 特に、黒人文化に関心を抱く者ならば。 — 丸屋九兵衛(bmr) ほかの誰かをみじめにしないと、俺が/私がみじめになっちまう。 だから、自分をみじめだと気づかせないようにと企む誰かにも、簡単に操られちまう。 過去の/現在の/アメリカの/この国の差別をする側は切実で、だから悪意を自覚できない。 差別への批判は今までも/今も、そこにとどかない。 繰り返される。 ならば、どうすればいい? 考え続けるしかない。 この映画はそのヒントにガイドになる。 そして、考えることの痛みと情熱が映画という姿になっている美しさ! — 町山広美(放送作家) 「白人が差別主義なのは肌が白いせいではない。 理由は他にある」その答えを導いてくれるボールドウィンの言葉は、今なお新鮮で私たちの心に響く。 大切なのは、誰もが何かできることがあると信じる「情熱」、そして歴史の中を生きているという自覚なのだ。 — 増田ユリヤ(ジャーナリスト) 今すぐこの映画を観に飛んで行って!傑作。 そして刺激的!この映画に取り組んだ全ての人に感謝します。 ボールドウィンに祝福を! — マドンナ(歌手) 『私はあなたのニグロではない』このたった90分ほどの簡潔な映画は、10時間分のドキュメンタリーシリーズや分厚い本に匹敵するほどの知識量と衝撃を与えてくれる。 — ニューヨーク・タイムズ ボールドウィンの語る声は50年を経た今なお力強く響く。 我々の不正義と残酷さを暴く痛烈な弁舌、今こそ時代が彼に追いついたのだ。 — バラエティ 人種問題の根本的原因について、的確な説明がなされた唯一の映画かもしれない。 — ザ・ガーディアン 何も変わっていない。 公民権運動に際しての黒人作家ジェームズ・ボールドウィンの行動を追った『私はあなたの二グロではない』を観たら、誰だってそう思うはず。 アメリカの黒人たちが文字通り命をかけて掴み取ったはずの平等の権利は、いまだもたらされていないのだ。 そうした思いを観客に抱かせるうえで、ボールドウィンの文章と同じくらい貢献しているのが、映画の中で流れる黒人音楽だ。 選曲の基準は、公民権運動と深い関係を持つ楽曲であること。 監督のラウル・ペックはこうしたナンバーを流すことによって観客に聴覚面でも公民権運動を追体験させてくれる。 ボールドウィンの少年時代に遡ってみよう。 当時、彼の地元ニューヨークのハーレムでは、デューク・エリントンやキャブ・キャロウェイらのビッグバンドが夜ごとナイトクラブを沸かせていた。 この頃ハーレムの歌姫だったレナ・ホーンのヒット曲「Stormy Weather」が本作でもフィーチャーされている。 色白だったため白人にもアイドル的な人気を博していたレナは、当初〈抵抗する黒人〉から遠い存在だった。 しかし状況に違和感を感じ始めた彼女は、フランスでの生活を経て帰国後、公民権運動に深く関わることになる。 彼女とボールドウィンの歩みはとてもよく似ている。 「Stormy Weather」をペックが選んだのはそんな二人の相似性ゆえなのだろう。 この曲がヒットした1940年代は、アメリカの音楽業界に大変動が起きた時代だった。 メジャーな楽曲ほぼすべての著作権を管理していた団体ASCAPとラジオ局が放送使用料を巡って対立した結果、ラジオ局側が別の著作権管理団体BMIを設立したのだ。 当時主流だったジャズ〜ポピュラー系の楽曲の権利をASCAPに押さえられていたため、BMIは非主流のフォークやカントリーといった南部の白人音楽、そしてブルース、ジャズ、ゴスペルなどの黒人音楽を傘下に招き入れ、ラジオでプッシュしはじめた。 こうしたラジオ局の路線変更は、1950年代以降に登場するロックやR&Bの土壌を作るのと同時に、それまで隠蔽されていた黒人の生々しい声を電波に乗せ、彼らの壮絶な生き様を顕在化することになった。 本作で流れる放浪ソング「Big Road Blues」を歌ったトミー・ジョンソンと、「神よ、私の手をとって導いて下さい」と祈るように「Take my hand, precious Lord」を歌ったブラインド・コニー・ウイリアムスは、それぞれ十字架で悪魔に魂を売ったと豪語するアウトローと、盲目のストリート・ミュージシャンである。 また1948年には民衆の音楽を世に届けることを目的とするフォークウェイズ・レコードが設立され、白人のフォークやカントリーとともに、黒人によるフォーク・ブルースの作品も数多くリリースした。 フォーク・ブルースは、公民権運動を白人側から支援したフォーク・シンガーたちにも大きな影響を与えるようになっていく。 またビッグ・ビル・ブルーンジーによる「Black, Brown and White」(タイトル通り、肌の色による差別を嘆いている)はフォークウェイズに録音されたフォーク・ブルースである。 この曲ではアコースティック・ギターを弾いているブルーンジーだが、活動拠点であるシカゴの都会的な空気を反映したエレクトリックでパワフルなシカゴ・ブルースの祖のひとりでもある。 そんなシカゴ・ブルース勢の曲としては、「頭の先からつま先までブルーな気分さ/俺は絶対勝てっこない。 だって失うものを何も持っていないのだから」と痛切な心情を歌うバディ・ガイ「Damn Right, I've Got The Blues」がピックアップされている。 公民権運動とは、こうした個々の黒人たちの悲嘆や怒りがひとかたまりになって巻き起こったムーヴメントだったのだ。 この時代には人々の団結をうながすメッセージ・ソングが多く生まれたが、本作ではジェームス・ブラウンが「立ち上がれ、ひとつになってファンキーなソウルを突き動かそう」と歌った「People Get Up And Drive Your Funky Soul 」が取り上げられている。 そんな『私はあなたの二グロではない』だが、エンディングは一転してテン年代の楽曲とともに幕を閉じる。 その曲こそがケンドリック・ラマーが黒人であることについて様々な想いを巡らした「The Blacker The Berry」(タイトルは「ベリーが黒いほど、ジュースは甘くなる」との意味。 黒人であることの肯定を意味する)だ。 この思索的で饒舌なラップ・チューンが、アメリカの黒人たちの置かれた状況の変わらなさを象徴する役割を果たしている。 同曲が収録されたアルバム『To Pimp a Butterfly』の冒頭曲「Wesley's Theory」でサンプリングされているボリス・ガーディナー「Every Nigger is a Star」は、2017年のアカデミー賞で作品賞に輝いた『ムーンライト』の冒頭も飾っている。 黒人の貧困と同時に同性愛についても語っていたこの作品は、ボールドウィンからの影響が色濃いものだった。 なお『ムーンライト』の監督バリー・ジェンキンズの次回作は、ボールドウィンが1973年に書いた小説『ビール・ストリートが話すことができたら』の映画化作品だという。

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