ミツバチ ダンス。 ミツバチのダンス

(研究成果) ミツバチの尻振りダンスを自動解読

ミツバチ ダンス

みつばちは、一つの花の蜜を集めだすと、近くに別の種類のお花畑があってもそちらには 行きません。 これを「訪花の一定性」といいます。 例えば、クローバーの蜜を集めだすと、クローバーの花が咲き終わるまで蜜を集め続けます。 これで、ほぼ純粋に近いクローバーのはちみつができるのです。 しかし、みつばちの一集団は2〜5万匹です。 みんな一斉にクローバーに行くとは限りませんし、別のお花畑に行くミツバチもいるはずです。 それでも、次第にクローバーの蜜を集めるミツバチばかりになるのです。 一体どのようにして、クローバーの蜜ばかりを集めるように変わるのでしょう? それでは、クローバー畑から巣に戻ってきた働きバチを観察してみましょう。 蜜を集めてきた働きバチは、巣にいる働きバチに蜜を渡したあと、おしりを振るわせ ながらダンスを始めました。 このダンスの軌道は「8の字」を描いています。 どうやらこのダンスで、仲間のミツバチにお花畑の情報を教えているようです。 ダンスのテンポは、お花畑までの距離を伝えているようで、遠くなればなるほどテンポが 緩やかになります。 また、このダンスは、振動でもお花畑までの距離を伝えているようです。 羽を震わせて「タラララララ・・」といった感じの振動です。 お尻の振り方にも意味があるようです。 お花畑に、たくさん蜜があればあるほど、激しくお尻を振るのです。 お花畑の方角の示し方は、言葉では説明しにくいので下記の図を御参照ください。 クローバー畑に行った働きバチと同じように、別のお花畑に行った働きバチもダンスを踊って 仲間に知らせます。 しかし、蜜が少ないお花畑から帰ってきた働きバチは、あまり踊りません し、全くダンスをしないこともあるのです。 蜜が少ないお花畑だと、数十匹の働きバチが訪れただけで一杯になり、一匹あたりの蜜の分け 前も少なくなります。 だから巣に帰ってきても、元気の無いダンスになり、次の働きバチがそのお花畑に行かなく なるのです。 一方、たっぷり蜜が採れるお花畑から帰ってきた働きバチは、どれもが元気なダンスでその 場所を知らせます。 すると、次々に仲間の働きバチが、そのお花畑へ飛んで行く連鎖反応が 起こるのです。 厳密に言うと、ターゲットにしたクローバー以外に、別の花の蜜も少し混じることになります が、大部分がクローバ ーの蜜であり、実質的に純粋なクローバー蜜といっても差し支えない 結果になるのです。 カール博士は、この功績を称えられて1973年にノーベ ル生理学・医学賞を授与されました。

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人智を超えるミツバチの凄すぎる能力。8の字(尻振り)ダンスで位置も距離も伝達!?ジェット気流で復号化!?振動や光を言語化する未知の領域。

ミツバチ ダンス

ミツバチのダンスが形作る八の字。 ダンスをするハチの腹部は左右に敏速に動くためぼんやりとして見える。 ミツバチのダンス(: Waggle dance)は、が8の字に歩き回る行動に対してとで使用される。 このようなダンスをすることで、彼らの の仲間にや、水源や新しいの予定地があることを知らせることができる。 このようにミツバチのダンスは多様なを収集するのに適した場所で他のハチを集めることができる調達を成功させる手段である。 かつては8の字(遠距離)だけでなく、丸型ダンス(近距離)もあると考えられたが、丸型は8の字の短縮版であることがわかった。 ミツバチのダンスの意味を初めて解読したのは、であるである。 Riley, J. et al. 12 May 2005 The flight paths of honeybees recruited by the waggle dance. Nature 435, pp. 205-207. doi:10. Seeley, T. , P. Visscher, and K. Passino. 2006 Group decision making in honey bee swarms. American Scientist. 94:220-229. Frisch, Karl von. 1967 The Dance Language and Orientation of Bees. Cambridge, Mass. : The Belknap Press of Harvard University Press. 参考文献 [ ]• Gould JL 1975. "Honey bee recruitment: the dance-language controversy". Riley JR, Greggers U, Smith AD, Reynolds DR, Menzel R 2005. "The flight paths of honeybees recruited by the waggle dance". 435:205-207. Seeley TD 1995. "The Wisdom of the Hive". Cambridge, MA:. von Frisch K 1967. "The Dance Language and Orientation of Bees". Cambridge, MA: Harvard University Press. 関連項目 [ ]• 外部リンク [ ]• — -ARS accessed 2005-03 (英語)• — Kimball's Biology Pages accessed 2005-09 (英語) この項目は、に関連した です。 などしてくださる(/)。

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ミツバチのコミュニケーション

ミツバチ ダンス

ミツバチは掃除もするし、電話もする。 今まで明らかにされてこなかったミツバチの不思議な生態を 赤外線カメラやスローモーションビデオなどの最新技術や フルカラーの写真・図版を中心に解き明かしていきます。 ミツバチは女王バチを中心とした 集団生活をすることは知られています。 かれらは、女王バチの世話をしたり、 ダンスを使って情報伝達をしたりして その集団生活を成り立たせています。 しかし、彼らにもう少し近づいてみると、 まだまだ知らないことがたくさんあるのです。 ミツバチは育児から、巣の清掃、巣の温度管理、守衛、 蜜や花粉の収集、巣の建築などを分担して生活を送っています。 このほかにも、花蜜を探しに行く際にミツバチはどんな風景をみて、 何を知覚しているのか、新しい知見がわかりやすく解説されています。 ミツバチは個体レベルではなく、集団 コロニー として生きていて その生態は超個体 スーパーオーガニズム と呼ばれています。 集団として生きる姿は、昆虫と言うよりも哺乳類を連想させるほどです。 身近だけれども意外に知らないミツバチの 本当の姿を見てみませんか? 目次 プロローグ. ミツバチのコロニーはまるで一匹の動物 1. ミツバチ発生の偶然と必然 2. ミツバチのコロニーは不死 3. ミツバチは一つの成功例 4. ミツバチが見ている世界 5. 新女王の誕生と、花嫁の付き添い人 6. ロイヤルゼリーは自家製ミルク 7. 巣板は育児器官、貯蔵器官、そして通信機関 8. 身を燃やして賢い子育て 9. ミツバチコロニーの血縁関係 10. 環は閉じる エピローグ. ミツバチと人類の未来 動物行動学者カール・フォン・フリッシュはミツバチの「ダンス言語」のような行動様式等の解明により1973年にノーベル生理学・医学賞を受賞しましたが、本書を読むとミツバチの生態は奥深く独特であり、研究対象として非常に魅力的であることが分かります。 本書の中で特に興味深かったことを列挙します。 女王蜂は働き蜂などの雌蜂に女王物質を栄養素として与えることで、雌蜂を不妊にし産卵させない 2. 女王蜂は精子を貯める部位を持ち、雌蜂になる受精卵と雄蜂になる未受精卵を産み分ける 3. 雌蜂が女王蜂に成るかは幼虫期に与えられるロイヤルゼリーの成分と与えられる期間に依る 4. 雄蜂の成虫としての寿命は2〜4週間、働き蜂等の雌蜂は4週間であるが女王蜂は3〜5年 5. 新女王蜂が成虫になる直前に親の女王蜂は7割の働き蜂と伴に巣を離れ最適な場所に巣を作る 6. 巣と餌場の距離が50〜70m以内の場合、巣中で円を描くダンスをして仲間に餌場の位置を伝える 7. 餌場が遠い場合、尻を振るダンスで餌場への距離と巣に対する太陽と餌場の角度を伝える 8. 夏に2000匹の雄蜂が生まれるが女王蜂と交尾するのは20〜30匹で、交尾期後は巣から放り出されて死ぬ 9. 鼠が巣に侵入すると蜂の針で殺し、植物の抗菌性を持つ樹脂で完全に覆い菌やカビの発生を防止する ミツバチは生殖能力がある女王蜂、生殖能力が無い雌蜂、雄蜂という区分だけでなく、雌蜂には、1 蜜や花粉を収穫する働き蜂、2 卵から成虫になるまで育てる育児蜂、3 女王蜂の世話をする宮廷蜂、4 巣の門番をする守衛蜂など多くの役割をそれぞれ担っており、種を維持するために本能的に自らの役割を忠実に果たしている事が分かります。 昆虫とは言えミツバチが複雑で独特の社会性を有することを教えてくれる学術的な著書です。 本書の表紙にはかわいらしくて美しいミツバチが写っていますが、ページのほぼ半分も美しいカラー写真で占められています。 natureなどの科学雑誌を読んだときと同様に写真を見ているだけで楽しめます。 ミツバチについての最新の研究成果が述べられており、個体、繁殖、コロニー、人間との関わり等、おそらく現在日本で入手可能な成書としてこれ以上の物はないでしょう。 コロニー崩壊症候解明のヒントとなる事柄も随所にちりばめられています。 本書の特徴として、ミツバチのコロニーを超個体として捉え、発達した哺乳動物と単細胞生物の不死性をあわせもつ高度に進化した生命体と位置づけている事があげられます。 読めば読むほど、緻密に計算され役割を分担、共同しながら活動するコロニーの美しさに驚かされます。 養蜂家を志す方、ミツバチ好きの方、科学読み物好きの方、それぞれ感動されると思います。 おすすめします。

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