中田ヤスタカ。 天才プロデューサー&DJ 中田ヤスタカの魅力に迫る!

中田ヤスタカ

中田ヤスタカ

の期から、やの影響を受けた音楽を制作している。 メジャーデビュー後は、の活動を続けながら、多数の歌手をプロデュースし、レジデントとしてイベントの主宰者も務めている。 顕著な実績としては、まずでの流行に貢献した。 次に、をヒットさせ、の流行を再来させた。 更に、ではの世界観を持つ音楽を世界的にヒットさせた。 また、国内外のアーティストへのリミックスの提供。 映画のサウンドトラック、ニュース番組のテーマ曲、アパレルブランドのコレクション用楽曲などを手がける作曲家としても活動(後述)。 中田ヤスタカ(2013年) 作曲を始めたのは10歳の頃。 ピアノを習っていて、自分が弾く曲の譜面を紙に書いていた。 そして、それをラジカセで録音していたら、録ることに楽しさを感じていった。 16歳の時、ヤマハのコンテストで、数十分で作った曲で挑戦したところテクニック賞を受賞。 賞金でサンプラーが欲しかったが、手に入れたのはヤマハ製楽器 だった。 1997年、同じ金沢市出身のと音楽ユニットを結成。 2001年、capsuleとしてメジャーデビュー。 2002年、『』のサウンドトラックを制作。 2003年、の音楽プロデュースを開始。 2004年、の監督とのコラボレーションによるショートムービーを制作。 2006年、ジブリ短編映画『』の原案、音楽を担当し 、監督の『』と劇場同時上映。 2007年、系テレビドラマ『』のサウンドトラックを制作。 その後も同シリーズのサウンドトラックを手掛ける。 (後述) 2010年、へのリミックス提供を日本人で初めて果たす。 2011年、の音楽プロデュースを開始。 2012年、オンライン「CHANGEMAKERS OF THE YEAR 2012」クリエーター部門を受賞。 劇場版『』のオープニングテーマを制作。 そして、「」()や「」()が評価され、にて編曲賞を受賞した。 人物 音楽プロデューサーとして、、を世に送り出した。 きゃりーぱみゅぱみゅは、「高校3年生の進路を決めるときに、働きたくないと思っていた。 しかし、イベント『TAKENOKO!!! 』を主催していた中田ヤスタカに出会い、人生が変わった。 」としている。 また、歌手デビューするとき「中田ヤスタカのプロデュースでなかったら絶対にデビューしていなかった。 」ともしている。 他にも、、、、、ら各種アーティストへの楽曲提供・リミキサーとしても参加している。 (後述) としては、『FLASH!!! 』 毎月第4土曜日、渋谷club asia や、美容師ナイト『RED』 毎月第1月曜日、 、未成年入場可能のクラブパーティ『TAKENOKO!!! 』などのレギュラー・パーティーを持っている。 クラブイベントのほかファッションショーやアパレルブランドパーティー、ロックフェスなどで年間約60本以上プレイしており、雑誌『LOUD』が発表する 国内人気DJランキングでは2010年、2011年の2年連続で第2位を獲得している。 機材については全て独学なため、作曲方法は「多分(機材メーカーからしたら)正しい使い方をしていないから、自分でもよくわかってない。 だから誰かに作曲方法をキチンと説明出来ない」と語っている。 漫画『』の作者であるとはプライベートでも交流がある他、雑誌『メンズノンノ』2012年4月号、雑誌『サウンド&レコーディング・マガジン』2012年4月号で対談もしており、イベント『ONEPIECE展』や映画『ONE PIECE FILM Z』に楽曲提供をしている。 制作体制 を含めた楽曲制作は、全て中田自身のプライベート・スタジオでしている。 はハードウェア音源を使用せず、ほぼ全てソフトウェア音源で行うため、他のミュージシャンと比較してシンプルなスタジオであり、楽器の演奏や、なども自身で担当している。 使用しているは、社製。 ディスコグラフィー スプリットシングル• ](2018年3月9日配信)• ぴこぴこ東京(feat. )(2019年5月17日配信) アルバム• (2007年5月23日)• (2010年3月3日)• (2012年3月2日)• (2018年2月8日) 参加作品• アルバム『』(2003年) - 楽曲「re: space age 」、楽曲「TOKYO A NETSU-TIGHT NIGHT 」• アルバム『』(2004年) - 楽曲「interlude 」 サウンドトラック 映画• (2002年、)• (2004年、)• (2005年、スタジオカジノ)• (2005年、スタジオカジノ)• ジュディ・ジェディ (2006年、スタジオカジノ)原案、音楽担当• (2010年、)• (2011年、)• (2012年、東宝)• (2012年、)オープニングテーマ - 「ZEAL 」• (2013年、)挿入曲 - 「Into Darkness 」• (2014年、米国ソニーピクチャーズ)メインテーマ - 「 」、挿入曲 - 「 」• (2015年、)メインテーマ - 「Depth vocal dub mix feat. Toshiko Koshijima 」、挿入曲 - 「SPACE 」• (2016年、東宝)劇伴、主題歌「NANIMONO(feat. 「」 (2018年、) テレビ番組 ドラマ• LIAR GAME シリーズ()• (2007年)• (2009年)• (2010年)• (2017年、)オープニングテーマ - 「Jump in Tonight(feat. )」 その他のテレビ番組• (2008年、)オープニングテーマ、BGM、エンディングテーマ - 「 」• (2010年3月29日 - 2015年3月29日、)テーマ曲 -「Views 」、ジングル曲• (2010年10月7日 - 12月30日、TBS)テーマ曲 - 「FREEDOM 」• (2013年11月25日、・フジテレビ)ジングル曲(と共作)• (2013年 - 2014年、フジテレビ)テーマ曲 - 「Excellent 」• (2014年3月31日 - 2015年10月2日、)オープニングテーマ - 「PON! のテーマ」、ジングル曲• (2015年3月30日 - 2016年3月25日、TBS)テーマ曲• (2016年10月23日、テレビ朝日)番組オリジナル曲• (2017年4月3日 - 2019年3月29日、)テーマ曲 - 「Source of Light 」• (2019年1月9日 - 3月27日、)BGM ラジオ番組• (2006年6月9日、)「」をリミックス• (2012年4月2日 - 2015年3月27日、)テーマ曲 - 「morning face 」 テレビ・コマーシャル• 「カーナビゲーション」• 「 」(2012 - 2013年、)• 「タイトル不明 」(2014年、Cyber cruise)• ドリームブラ(2013年、)- 「タイトル未定 」• 「 」(2015年• (2019年、)- 「爽健美茶のうた」 ゲーム• 作曲、プロデュース作品• - 楽曲「 」、楽曲「 」• - シングル「」以降の全作品 のプロデュース。 - 「」から「PRECIOUS」までの全シングル 、シングル「SECRET ADVENTURE 」、シングル「PASSPORT/PARIS 」、『』から『』までの全アルバム 、楽曲「 」、楽曲「 」。 - シングル「 」、シングル「 」、シングル「 」、アルバム『 』。 - 楽曲「cosmic cosmetics 」。 - シングル「 」。 - 楽曲「Cyber Girl 」。 - 楽曲「 」、楽曲「「maxima! 」 」• - ミニアルバム『NAGISA COSMETIC 』。 - 楽曲「フレイバー 」、楽曲「ララリル 」。 - 楽曲「 」、シングル「」、楽曲「 」。 - 楽曲「 」。 - 楽曲「 」。 - 全作品。 - 楽曲「太陽の下で 」。 - 楽曲「 」、楽曲「 」。 - シングル「 」。 - 楽曲「 」。 - 楽曲 「 」。 - 全楽曲• - 楽曲 「Game Changers with 中田ヤスタカ CAPSULE 」• - 楽曲 「なんでやねんねん」• all stars - 楽曲 「Feel」• - 楽曲 「ネガティブボーイ」• - 楽曲「ぼくらのネットワーク」• - 楽曲「」「キズナミ(cover)」• - 楽曲「あいがたりない」• - 楽曲「一番歌」• - 楽曲「恋愛リアリティー症」 編曲• - 楽曲「惑星になりたい」 リミックス楽曲• 「Meu Sonho (yasutaka nakata - capsule mix)」、「Meu Sonho (yasutaka nakata - capsule mix extended)」• loves 「 」• loves 「 -Yasutaka Nakata CAPSULE Remix- 」• 「Sun Lights Stars (yasutaka nakata 8FM mix)」、「きみがすき-yasutaka nakata capsule extended remix 」• 「 」• 「 」• 「 (Yasutaka Nakata-capsule REMIX) 」• 「rockstar yasutaka nakata 128 mix 」、「FREAK 」、「KITTENISH 」• 「A token of love (FM88 mix)」、「」• 「」・「」- Perfume「チョコレイト・ディスコ」とのリミックス• 「リズム (Yasutaka Nakata capsule Remix) 」• 「Beat in Love (Yasutaka Nakata [capsule] Remix)」、「Kiss Kiss Kiss (Yasutaka Nakata capsule remix) 」• 「Everything Is Gonna Be Alright (Next Generation 2009)(Yasutaka Nakata capsule Remix)」• 「The Reeling (Yasutaka Nakata [capsule] Remix)」• 「Shake It -Yasutaka Nakata(capsule) Remix-」• 「Are U Ready? (yasutaka nakata capsule Remix) 」• 「EZ DO DANCE retracked by Yasutaka Nakata capsule 」• 「想い feat. Yasutaka Nakata Remix 」• 「 」、「 」• 「流星とバラード Yasutaka Nakata remix 」• 「さよならの代わりに —Yasutaka Nakata Remix- 」• 「MR. SAXOBEAT [YASUTAKA NAKATA REMIX] 」• 「 -Yasutaka Nakata capsule Remix- 」• 「Pay No Mind(Yasutaka Nakata "CAPSULE" Remix 」• 「POSITIVE feat. - 中田ヤスタカ CAPSULE REMIX」• 「 (中田ヤスタカ[CAPSULE]Remix)」• 「 I Love It When You Cry Moxoki [Yasutaka Nakata CAPSULE Remix]」• 「Stay(Yasutaka Nakata Remix)」 未発売の提供曲• 「 」(2008年)- 鈴木亜美の楽曲をリアレンジ。 「チョコレイト・ディスコ Yasutaka Nakata Remix 」(2009年)- Perfumeのリミックス曲を自身が出演するクラブイベントのみで披露。 「Lovefool」(2010年6月)- ペプシネックスのLOVE! PEPSI NEXコマーシャルキャンペーンにて、Perfumeがの楽曲「」をカバーした際にトラック制作。 その他担当作品• 「STEREO TOKYO」(2003年)- の『』シリーズの『pop'n music10』に楽曲提供。 「世界の"音"」(2006年)- 雑誌『NEUTRAL』連動企画。 「SPINNS LIMITED MIX TRACK」(2011年)- 古着ショップ『SPINNS』店内BGM (ミックストラック)。 楽曲「G35」(2014年)- 『35周年プロジェクト』テーマ曲• 楽曲「SR400」 (2014年)- 通巻400号記念オリジナルダウンロード曲• 楽曲「DIVE into the HYBRID」(2015年)- 『』コラボレーション曲• 発車メロディ(2015年) - )• 舞台楽曲『劇場 美幸 -アンコンディショナルラブ-』(2016年)• 『』各種操作時効果音(2016年)• 楽曲「1620」 (2016年)- 『フラッグハンドオーバーセレモニー』ダンスパフォーマンス曲• 楽曲「せいせせいせいせいせせいせい」(2017年)- アニメ『』コラボレーション曲(磯部磯兵衛 with 中田ヤスタカ)• 楽曲「White Cube」(2017年)- 『カップヌードル チリトマトヌードル』プロモーションビデオ『White Mystery篇』テーマ曲• ROSII 」(2017年)- 『』2017年公式アンセム曲• 楽曲「Continue」(2017年)- 『こじまつり-THE NEXT STAGE-』キービジュアル曲 関連項目• - (絵コンテ・監督担当)• - 最も尊敬する人物として中田ヤスタカを挙げている。 「当時、音楽で目標にする人が日本に誰もいなかったんですよ。 だからヤスタカさんの曲を聴いたときは、悔しかったとともに、やっと目標にすべき人ができたってうれしかった。 」とインタビューで答えている。 - 注目のクリエイターとして中田の名を挙げている。 「彼の作る作品は、・・しか鳴っていなくても、楽曲として成立している。 ただ、非常に譜面にし難い」と評価している。 - 注目のアーティストとして中田の名を挙げている。 - 同日生まれの幼馴染。 脚注 [] 注釈• 当時10万円相当• 2012年からは雑誌『iLOUD』が発表している。 中田ヤスタカの変名ユニット Lounge Electron名義。 中田ヤスタカのソロユニット 東京リズムシフト feat. hiro:n名義。 作編曲:中田ヤスタカ• 現在の「グリーンランド」• 「アキハバラブ」、「スーパージェットシューズ」、「ジェニーはご機嫌ななめ」を除く。 「」、「」のリミックスを除く。 鈴木亜美 joins 中田ヤスタカ(capsule)名義• 作編曲担当、シングル「cosmic cosmetics」収録• ミニアルバム『Violin Diva -2nd set-』収録• の楽曲でゲストボーカル参加。 アルバム『music for my funeral』収録• 楽曲「ミラクルオレンジ」、楽曲「ラブベリー」を除く• アルバムのジャケットデザインも担当• との共同• polyphonic room名義、アルバム『pop'n music 10 AC CS pop'n music 8』収録• 作編曲:中田ヤスタカ• 同店舗では中田ヤスタカデザインとコラボしたTシャツを販売。 (オリコン・2011年8月17日)• (日経ビジネス)• コミックナタリー 2012年3月11日. 2014年1月18日閲覧。 (ナタリー・2012年11月22日)• (ぴあ映画生活・2013年7月11日)• (ナタリー・2014年12月3日)• (テレビ朝日)• (ナタリー・2010年10月8日)• (ナタリー・2013年12月6日)• (TBSテレビ)• (CAPSULE OFFICIAL WEB SITE・2015年4月5日)• (ナタリー・2015年4月6日)• - 2017年4月1日(2017年4月4日閲覧)• (NHKオンライン)• (ナタリー・2013年8月22日)• (ナタリー・2010年3月25日)• (ナタリー・2010年7月14日)• (ナタリー・2012年9月3日)• (紀伊國屋書店)• (フジテレビ)• (HMV ONLINE)• (Johnny's net)• (Johnny's net)• (ナタリー・2009年7月8日)• (Johnny's net)• (UNIVERSAL MUSIC JAPAN)• (Johnny's net)• (ナタリー・2014年7月22日)• (ナタリー・2013年8月21日)• (ナタリー・2013年10月2日)• (WHAT's IN? WEB・2014年12月31日)• ORICON STYLE 2015年11月16日. 2015年11月16日閲覧。 (ナタリー・2012年6月19日)• (Billboard Japan)• (2014年3月17日)• (ナタリー・2009年9月1日)• (ナタリー・2010年2月5日)• (ナタリー・2010年7月23日)• (ナタリー・2010年7月27日)• (ナタリー・2014年2月27日)• (ナタリー・2011年11月21日)• (ナタリー・2011年3月1日)• (ナタリー・2012年5月30日)• (ナタリー・2013年6月23日)• (ナタリー・2010年6月8日)• (KONAMI Digital Entertainment)• 2011年1月13日更新分(SPINNZ)• (ナタリー・2011年3月31日)• (ナタリー・2014年12月9日)• サイバーナビカタログ '16 vol. 2 13ページより 2016年5月発行。 2016年7月8日閲覧。 外部リンク•

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中田ヤスタカ ぴこぴこ東京 (feat. 眞白桃々) 歌詞

中田ヤスタカ

どんな意識で制作に取り組んだのでしょうか? 中田:ありがちなものにはしたくないというのはありましたね。 僕が今までやってきたことって、架空の話というか、現実離れしたところで鳴っている音楽というイメージがあったと思うんです。 でも、今回は題材や中身も含めて本当にリアルな作品で。 僕としても先入観や予想と違うところでチャレンジした感じですね。 「きっと何か面白い化学反応が起こるんじゃないか」と。 米津:今までは曲も歌詞も全部自分で書いてきたんで、最初は不安はありました。 でも、「なんとかなるんじゃないかな」っていう自信も同時にありましたね。 これは? 中田:最初は僕が歌詞を書いたり、共作するのもどうかという話もあったんです。 でも、そこは僕の判断で彼に任せたほうがいいと思った。 SNSのリアルについてはきっと僕よりも得意だろうし。 僕が心配していたのは歌詞が音楽的かどうか、ちゃんと音楽としての言葉になっているかという部分なんですけれど、そこも安心して任せられましたね。 リズムも含めてチョイスがすごく良くて、完成したものは一言も直すことがなかった。 米津:ちゃんと伝えたいこと、表現したいことがあった上で、それがリズムやメロディとちゃんと調和するかどうかというのは、僕にとっても、とても重要視してるところです。

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中田ヤスタカが語る「全業界に言える、理想的なプロに必要な力」

中田ヤスタカ

それなのに「選ばれない」だなんて、どういうことなのだろう? 自身初のオリジナルアルバム『』をリリースしたばかりの中田ヤスタカに話を聞いた。 そもそも、長いキャリアの中で、これが初めてのアルバムだということに驚いてしまったのだけれども。 制作の時は、自分のやりたいものより「みんなこれが好きだろうな」って計算しながら曲を作っているんですか? そういう風には作れないですね。 多くの人にとっての音楽ってあるじゃないですか。 無意識に耳に入ってくる音楽。 テレビつけた時、今はCMでこういう曲がいっぱい使われているとわかる。 そういうのを聴くと、僕自身はそこを目指して作るべきじゃないというか違う世界だなって思いますね。 自分の音楽は、万人受けしないだろうという前提があって。 誰が聴いても嫌な気持ちにならない音楽が作れたら、純粋にすごいなと思いますけれど、自分では真似できないから諦めてます。 ある意味「趣味じゃない」って言われるものこそが、やっぱり作る意味だから。 僕にとって音楽は、時代的なものよりも、趣味的なものだと思っていて。 「かっこいい」「かっこよくない」っていうのは、その時の年齢とか知識量とか気分とか、すごく曖昧なんですよね。 だから誰かに合わすのってあんまり意味がないなって。 「僕の曲を聴いて『いいな』と思わない人はセンス悪い」と思うようにはしてるんですけど(笑)。 曲を作るときは、自分のことしか考えていない。 できなかった技ができるようになったり、新しい発想が生まれると嬉しい。 その技って、最初はまぐれだったり、ミラクルみたいなものなんですけれど、練習していくうちにいつでも使える技になる。 楽しいです。 不安にはならないですか? ならないですね。 僕の曲をまだ一曲も聞いたことがない人ってすごくたくさんいるのと同じで、人間が不老不死にならない限りは、いつも何かが新しい。 だからあんまり気にしなくていいと思っています。 デビューするかしないかぐらいのときに、「きみの作風ならこういう音楽が好きだと思う」と、おすすめされた昔の曲が全然ピンとこなくて。 やっぱり時系列で色々考えるより、その時の自分にとって好きなバランスかどうかは大事だなとは思います。 もちろん、今となってはルーツ的なものの意味もわかりますが。 結局、聞き手としても作り手としても「自分にとってフレッシュかどうか」を考えたいと思っています。 そうですね。 例えば、ある人にとっては「なんだか古い音楽だな」と思う曲も、それをフレッシュに聴ける若い世代もあったりして。 リバイバル感覚なのか、フレッシュにやってるのかの違いもありますし。 リスナーの知識量とか年齢で持つ感受性って誰も矯正できないし、不可侵。 だから、「今の時代の人はこういうのを求めてる」という、よくわからない他者を想像して作るのってあんまり意味がないと思います。 わからないことは作れない。 そうですね。 今の音楽を聴くと、「自分だったらこうするな」と考えるので、純粋に楽しめなくて。 聴くのは、古楽とかオーケストラ以前のすごく古いものとか、民族音楽とか。 自分が一生作らなさそうな音楽だと何も考えずに聴けますね。 ネット上でも実店舗でもいいんですけど。 だから、僕の知らない趣味を全力で勧めてるYouTuberは面白いなと。 最近……人に負けないくらいの知識を持ってるレベルだと、GoProが好きです。 ただ、Go Proで何かを作るのが楽しいんですよね。 こういう映像が撮れて、これだけiPhoneと違って、アップデートすると画質がこう変わる。 それで終了。 でもそこまでが楽しい。 曲を作ること自体が楽しいのに近いですね。 音楽も「言いたいことがあって曲にする」ことは少なくて、曲によって新しく世界を作るのが楽しいんです。 歌詞で色々な登場人物を考えて性格を作るのも楽しい。 自由で。 もうアルバムが求められる時代じゃない。 要は独りでできる仕事ですね。 誰に頼まれなくてもとりあえず作れる。 しかもそれが仕事になることもある。 だから音楽は自分に向いているなと思います。 クリエイティブ業界のジレンマだと思うのですが、グラフィックの分野だと、自分の作品よりも、請け負って作ったものの方が広がるのかなぁと思ったりもするんです。 実際に僕がジャケットを作ってもらう時も「こういうのを作って欲しい」とオーダーするし。 映像業界もそうですよね。 CMは有名だけど、作った人はあまり知らない、みたいな。 これは永久にあることかもしれないですね。 だから、作品があるときに名前って大事だと思います。 僕は、今まで「何かの中田ヤスタカ」しかなかったんですよ。 「何か」というのは、きゃりーの曲作ってる人とか、Perfumeの、とか。 「何か」じゃないものを一個くらいあった方がいいと思って、初めて自分名義のアルバムを作ったんです。 検索の有用性っていうのかな。 今って「中田ヤスタカ」を検索すると、きゃりーとかPerfumeじゃなくて、CMで作った単発の曲が出てくることが多い。 「中田ヤスタカはこんな音」と思い浮かべるものとは、また全然違うサウンドが検索で出てくるので。 一回でも自分の名前でタグができたら、自分がプロデュースした音楽にも飛びやすくなる。 コンピレーションアルバムって正直あまり必要ないと思ってるんです。 昔は、アーティストの楽曲をかいつまんで聴く需要に答えてたと思うんですけど、今はプレイリストの時代。 1曲ごとでシャッフルして、いろんな音楽と合わせて聴く時代なんですね。 そうすると、アーティスト名に「中田ヤスタカ」ってないと、届かない範囲が出てきちゃうんですよ。 今はまだそんなに作曲家ベースで検索する機能って見ないから。 自分の名前のタグを作った方が機能的かなって思ったんですよね。 これは……もう「デジタル」っていう概念を全面に出す必要がなくなってきたよね、という話なんです。 デジタルであることが普通の時代の音楽っていう意味ですね。 そしてこの言葉自体もいずれ同じように意味を持たなくなるからこそ付けました。 「音」で人を説得するのは難しい。 Perfumeとかきゃりーだと、基本的にCDにするのが前提なんですけど、中田ヤスタカ名義だと「パッケージにしなくてもいい」音楽も作れるから。 僕、記事でよく見る「今回はこういうのに挑戦しました」という表現あまり好きじゃないんです。 挑戦は誰でもできるし、僕がリスナーなら「挑戦」ではなくてアーティストからの「提案」を楽しみたい。 僕的にお勧めしたいプロは「プレゼンがうまくて、自分のやりたいことをやってる人」ですね(笑)。 全業界に言えることだと思うんですけど。 ちなみに僕は「思っていたものとは違ったけど、良かった」と後になって言われることが多いです(笑)。 「音」でクライアントを説得するのって難しいので、言葉で説得して曲を出すしかないんです。 プレゼンしないと俎上に立てない。 もちろん「みんなが会議で納得しやすい音にする」という作り方もあるけど、それに添いすぎると「世の中の多い曲」になってしまう。 表舞台でかかる曲にはなるから成功する確率的は上がるし、そういうプロも多いけど、僕はそれだとあんまりおもしろくはない気がする。 例えば、作曲コンペがあったとしたら、僕の曲は選ばれない気がします。 最終まで残って「これはいいけど、選ばないでおこう」みたいな感じ。 「常にギリギリ選ばれない」音楽が、僕は好きだし作りたいんだと思います。 みんなが「1位」と評価するものって、自分が飛び抜けて好きなわけじゃないものだったりするから。 ……もしかすると、「ギリギリ選ばれない」作品をあえて集めるコンペをやってみたら楽しいかもしれないですね(笑)。 2位と3位だけ集めたアルバムって、相当オシャレなやつができると思います。 僕は、「無意識に入ってくる音楽」ではなくて、「何かをしないと聴けない」音楽を「何をしなくても聴こえるところ」に持っていきたいので。

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