認知 バイアス と は。 認知バイアスとは?参考例で簡単わかりやすく解説してみた

認知バイアスとは?心理学における認知バイアスの種類と例は?

認知 バイアス と は

認知バイアス一覧で社会心理学入門〜社会科学の知の蓄積を活用した社会教育の実現に向けて〜効果、錯誤、誤り、仮説一覧〜 認知バイアス一覧で社会心理学入門 〜社会科学の知の蓄積を活用した社会教育の実現に向けて〜 暁 美焔(Xiao Meiyan 社会学研究家, 2020. 7 祝3. 3版完成! 疑似科学を生み出すのは人間の思考が本来持っている誤りやすい傾向である。 それ故に「科学と疑似科学の境界」を判断するためには、社会科学の知識は避けて通れない。 ここでは人間の誤りやすい傾向について、人類の英知である「社会心理学」の偉大なる成果である認知バイアス一覧をに基づいて紹介する。 ここに紹介する知識は知っておくだけで人生に役立つ知識である事に間違いない。 これらの概念を紹介する日本語のウェブサイトを探すのが難しい事自体が、日本人が論理的思考をしていない事の証明であろう。 これまで社会科学とは縁の無かった科学技術系の人達が、少しでも社会科学に興味を持っていただく事を祈る。 基本用語• 出来事や他人の行動や自分の行動の原因を説明する心的過程(... のせいにする)。 簡単にいえば、人柄のせいにするのが内的帰属であり、事情のせいにするのが外的帰属である。 行動を始発させ、目標に向かって維持・調整する過程・機能。 好奇心や関心によってもたらされ、賞罰に依存しない行動が内発的動機づけであり、 義務、賞罰、強制などによってもたらされる行動が外発的動機づけである。 以下の認知バイアスの日本語訳は、できるだけ既に翻訳されている用語を用いている。 しかし、翻訳が見つからなかった場合には勝手に日本語を造語している。 信念形成の際の認知バイアス一覧• 物事が起きてからそれが予測可能だったと考える傾向。 主張を何度も聞いているうちに、真理であると確信する傾向。 認識、理解、決定の際に、思い出しやすい情報だけに基づいて判断する傾向。 観察者期待効果 観察者が期待する効果を観察する観点で解析し、無意識のうちにデータを誤って解釈する傾向。 の一種。 怒ったり恋愛したりしている時に、その感情を持たない視点で考える事ができない傾向。 たとえ相反する証拠があっても、心地よい感覚をもたらす肯定的な感情効果のあることを信じたがる。 逆に好ましくない、精神的苦痛を与えるような厳しい事実を受け入れたがらない。 仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向。 比較対象によって評価が変わる傾向。 マーケティングでよく使われる。 実際には自分とは関係のない現象を、自分がコントロールしていると錯覚する。 相関がないデータに相関があると思い込んでしまう現象。 少数のサンプルを調べただけで信念が形成される傾向。 主観的承認 ある情報を聞いた時、自分の信念がそれが正しい情報、或いは関連がある情報であると要求する場合、その情報を正しい或いは関係があると考える傾向。 間違った情報や大げさな情報でも、何度も報道されているうちに本当だと考える効果。 初めて知った主張よりも、既に知っている主張を正しいと考える。 「ウソも百回つけば本当になる」とも言う。 自分の予測と一致するデータを重視し、反するデータを無視する傾向。 信念の保守傾向 新しい証拠を提示されても、信念が十分に変更されない傾向。 論理的に正しいが信念に反する主張よりも、論理的に間違っているが信念に合致する主張を信じる傾向。 他人から選択を強制されたりすると、例えそれが良い提案であって反発する傾向。 自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性。 、 現在残っている物だけを調査し、淘汰された物を調査しないために誤った信念を持つ傾向。 不愉快な情報や、それまでの信念に反する情報はすぐに忘れる傾向。 通説にそぐわない新事実を拒絶する傾向、常識から説明できない事実を受け入れがたい傾向。 自分の得意な分野の視点でのみ観察し、他の視点では見ない傾向。 「専門バカ偏向」とも言う。 後から得られた関連する情報が、主張を補強する情報であると考える錯覚。 怠慢バイアス 悪事を実際に行動する方が、重大な怠慢よりも罪深いと考える傾向。 ダチョウ効果 危機の存在が明白であるにも関わらず、そのような問題は存在しないように考える傾向。 直接立証バイアス 仮説を直接立証する事に注意を集中し、間接的に立証しようとしない傾向。 誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分だけに当てはまる正確なものだと捉えてしまう心理学の現象。 自分は偏見が少ないと考えるバイアス。 フォーカス効果 最初に接した情報に引きずられ、物事の全体像ではなく一部分の側面しか見ようとしない傾向。 認識、選択、行動決定の際の認知バイアス一覧• 情報が不足している選択肢は避ける傾向。 賭博など、ランダムなイベントでうまく行くと、次もうまく行くと考えて止められない。 先行する何らかの数値(アンカー)によって後の数値の判断が歪められ、判断された数値がアンカーに近づく傾向のことをさす。 少しでも手間をかけると、出来上がった物への評価が高まる効果。 イノベーション推進バイアス 実際は欠陥がある発明にもかかわらず、社会全体が新技術の有効性を過剰に楽観的に考える傾向。 将来経験するであろう事件の衝撃や時間を過大に推測する傾向。 韻を踏んだり似たような表現を繰り返すと説得力が増す効果。 量が多くなると、変化に気付きにくくなる傾向。 実際には選ばれる事のない選択肢を混入させる事によって、意志決定が変わる効果。 確率の無視 不確かな状況の元では、確率の低い出来事は過度に意識されるか、完全に無視されるかのどちらかである傾向。 確率の低い出来事が重なって起きる可能性も無視される傾向。 実質値ではなく名目値に基いて物事を判断してしまう傾向。 擬似確信効果 結果が予想通りだとリスクを避けようとするが、結果が思わしくないとリスクを犯そうとする傾向。 株などの資産が値上がりした時には売りたがるが、値下がりした時には売りたがらない傾向。 「本来こうやるべき」という固定化した考えが問題解決を妨げる傾向。 動物、物体、抽象的概念などの特徴を人間の感情や行動等に例える傾向。 基本比率の錯誤 イメージしやすい特殊な数字には敏感に反応する一方で、統計的な一般的な数字は無視する傾向。 逆進性バイアス Regressive bias 高い可能性や値を更に高く評価し、低い可能性や値を更に低く評価する傾向。 個人的な主観によって確率論に基づいた予測を行わない傾向。 二つ選択肢を別の機会に評価すると似ていると感じるが、同時に評価すると似ていないと感じる傾向。 ランダムな現象に一定の法則があるように錯覚する傾向。 計画の誤謬 計画の達成にかかる時間を実際よりも短めに見積もる傾向。 結果に至るプロセスよりも結果のみを重視する傾向。 買った物は良い物だと考える傾向。 何か問題が出ない限り、現状維持を望む傾向。 これまで費やした費用、時間、人命などが無駄になる事への恐怖から、それまでに行ってきた行為を正当化するために非合理的な判断をするようになる効果。 も参照。 高速走行の時に更にスピードを出そうとするのに対し、低速走行の時にはスピードを上げようとはしない。 自分の自制心を過大評価する傾向。 判断の主観的な自信が、客観的な実際の評価よりも高くなる傾向。 持続の軽視 不快な事件について、どれだけ不快な期間が持続したかをあまり問題にしない傾向。 自動化バイアス 作業の自動化に過度に傾斜し、自動化システムの生み出す問題に悩まされる傾向。 情報バイアス 多くの情報を集めた方が正しい決定ができると考え、関係の無い情報を集めてしまう傾向。 新近性錯覚 単語や用法が、最近使われるようになったと考える傾向。 誰かが利益を得れば、誰かが損をすると考える傾向。 ゼロリスクバイアス ある問題の危険性を完全にゼロにする事に注意を集中し、他の重要な問題の危険性に注意を払わない。 遠い将来なら待てるが、近い将来ならば待てない傾向。 損失回避 利益を得る事よりも、損失を回避する事に集中する傾向。 注目バイアス 繰り返し思考する概念については、より注意して観察する傾向。 小銭効果 大きな金を与えても使いたがらないが、小さな金を多く与えるとより多く消費する傾向。 難しい問題は難易度を低く見積り、簡単な問題は難易度を高く見積もる傾向。 ポジティブな情報よりもネガティブな情報の方が、行動に強い影響を与えるバイアス。 剥奪忌避 既に手に入れた物を手放す事を、非理性的に嫌がる傾向。 無作為あるいは無意味な情報の中から、普段からよく知ったパターンを思い浮かべる現象。 落ち込んでいる時には、さらに悪い事が起きると感じる傾向。 一旦気にし始めると、急にそれを頻繁に目にするようになる錯覚。 同じ情報を異なる言語表現で伝達すると、異なる意志決定をする効果。 ユニットバイアス 課題を終了する事に注意を集中する傾向。 何であれ、やり終える事に人間は満足を感じる。 悪い事は自分には起きないと考える傾向。 リスクが高い時は安全な行動をするが、安全になるとリスクの高い行動を取る傾向。 全体が起きる可能性は部分の可能性よりも低いと考える傾向。 Less-is-better効果 同時に評価した場合には「多い方」を選択するにも関わらず、別々に評価すると「少ない方」を選択する傾向。 特殊なケースの方が一般的なケースより起こりやすいと考える錯覚。 社会関連の認知バイアス一覧• 陰性効果 嫌いな人物の良い行動はその人の外的な要因に帰属させ、悪い行動は内的な要因に帰属させる傾向。 ある組織や国が、アイデアや製品の発祥が別の組織や国であることを理由に採用しない、あるいは採用したがらない傾向。 自分の所属する集団の多様性が他集団よりも高いとみなすバイアス。 他者には外発的動機づけがあり、自分には内発的動機づけがあると考えるバイアス。 自分の嗜好や性格が自分自身の性質ではなく、外部代行者(尊敬する者など)の影響によって生み出されたと考える傾向。 好きな内集団のメンバーの行動は、その人の好ましい性格により行われたと考え、嫌いな外集団の行動は、好ましくない性格により行われたと考えるバイアス。 集団において既に共有されている情報に関しての議論に多くの時間を費やし、共有されていない情報に関しては時間を費やさない傾向。 研究テーマの期待効果 結果が期待されている場合、研究者が無意識の内にデータを誤って解釈してしまう傾向。 人間は人の行動を根拠なくその人の「種類」によって決定されていると見る傾向があり、社会的かつ状況的な影響を軽視する傾向がある。 また、自身の行動については逆の見方をする傾向がある。 この世界は人間の行いに対して公正な結果が返ってくると考える傾向。 誇張された予想 現実世界は予想していたよりも、普通である傾向。 個人の行動を説明するにあたって、気質的または個性的な面を重視しすぎて、状況的な面を軽視しすぎる傾向を言う。 現状のやり方に例え問題があったとしても、未知のわけのわからないやり方を選択をするよりも、知っている現状のやり方を選択しようとするバイアス。 社会的に望ましい側面のみを報告し、望ましくない側面を報告しない傾向。 自分よりも精神的、或いは肉体的に優れているように見える者に対して敵意を持つ傾向。 集団の帰属の誤り 構成員の特徴は集団全体の特徴を反映し、集団の意思決定は個々の構成員の選択を反映すると錯覚するバイアス。 成功を当人の内面的または個人的要因に帰属させ、失敗を制御不能な状況的要因に帰属させること。 集団の構成員には特定の特徴があると考える傾向。 自分はマスメディアの情報にあまり影響されないが、他人は影響されやすいと考える傾向。 知識のない人ほど自分は能力があると思い込むという仮説。 逆に、知識や能力の高い人は、周囲も自分と同じ程度の能力を持っていると思っているので、自分はまだまだだと感じるという。 闘いの軌跡効果 普段から行っている作業の苦労を過少評価し、初めて挑戦した作業の苦労を過大評価する傾向。 繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。 集団内の人間が実際よりも魅力的に見える傾向。 専門知識を持つ集団は、その知識を持たない人達の考えを想像する事ができない傾向。 凋落主義 社会や組織が凋落しつつあると考える。 過去を美化し、将来を悲観する傾向。 メディアが自分とは反対側の陣営にとって有利な方向に歪んでいると認知する傾向。 他の人が自分と同じように考え、自分の意見に同意するはずだと考えるバイアス。 行動を選択する際に、他者の一般的な行動を観察し、それに同調するバイアス。 他者が自分を把握する能力を過大評価する傾向。 また、自分が他者を把握する能力を過大評価する傾向。 運の良し悪しを、道徳の良し悪しに結びつけて考えるバイアス。 自分は状況に応じて臨機応変に対応できるが、他人は状況が変わっても同じ対応しかできないだろうと考えるバイアス。 自分が属している集団には好意的な態度をとり、外の集団には差別的な態度をとるバイアス。 自分より相手の方が自己中心的だと考えるバイアス。 自分だけは他者と違って、外界の現象を認知バイアスに囚われる事なく客観的に見ていると考えるバイアス。 自分の態度や行動を典型的なものと考え、同じ状況にあれば他者も自分と同じ選択や行動をするだろうと考えるバイアス。 組織が些細な物事に対して、不釣り合いなほど重点を置く傾向。 他者が不当性を証明しようとすると、逆にますます信念を深める傾向。 ある対象を評価をする時に顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のこと。 相手の意見を反射的に低く評価する傾向。 ある選択が多数に受け入れられている、流行しているという情報が流れることで、その選択への支持が一層強くなる効果。 自分は他者をよく知っているが、他者は自分の事をよく知らないと考える錯覚。 困難なタスクに直面した時、自分の能力を過小評価する効果。 事故などのニュースを聞いた時、被害が大きいほど、或いは被害者が自分の立場と似ているほど、より加害者の責任が重いと考える傾向。 一定の集団やカテゴリーには超時間的で固定的な本質が有り、それによってその内実が規定されていると想定する傾向。 一人の子供が井戸に落ちたら世界は救出のために大騒ぎするが、大気汚染で数万人が死んでも大して騒ぎにならない。 自分のモラルが他者に信任された場合、多少非倫理的な行動を犯しても他者は許すであろうと考える傾向。 地位の高い有名人が信じられない非倫理的行動を行う理由はこのバイアスが働いている可能性がある。 自分の資質を過大評価し、他者の資質を過少評価する傾向。 陽性効果 好意を持つ人物の良い行動はその人の内的な要因に帰属させ、悪い行動は外的な要因に帰属させる傾向。 記憶関連の認知バイアス一覧• 目立っている物が記憶によく残る効果。 Consistency bias ある人物の過去の態度や行動が、現在の態度により近いものだったと間違って思い出す現象。 文字列よりも画像の方が記憶しやすい効果。 短い間隔よりも長い間隔で繰り返し同じ情報を与えた方が記憶に残る効果。 嫌な記憶は良い記憶よりも早く忘れる傾向。 通常の出来事よりも奇異な出来事の方がよく覚えている傾向。 記憶の固執 Persistence 望まないトラウマが繰り返し現れる現象。 単に読んで記憶するよりも、自分で作り出した情報の方がよく記憶できる効果。 良い気分の時には良い情報を、悪い気分の時には悪い情報をよく思い出す傾向。 インターネットですぐに検索できる情報は記憶しようとしない効果。 過去に本で読んだり人から聞いた話を、自分で経験したように思い込む現象。 最初と最後はよく記憶できるが、真ん中はあまり記憶できない現象。 目撃証言などの外部の確証に接すると、たとえその確証が捏造であっても自分の記憶が不正確になる効果。 困難処理効果 Processing difficulty effect 時間をかけて読んだ情報ほど、よく思い出す傾向。 宣言的記憶の欠如した記憶を、その他の記憶や周囲の情報で埋め合わせようとした際に、文脈を取り違え、覚えていないことを覚えているような感覚になり間違った事を話してしまう心理現象である。 Suffix effect 通常はリストの最後の要素が記憶に残りやすいが、最後に「END」などを付けると最後の要素が記憶に残らない現象。 自分に関係のある事はよく覚えている現象。 自分が行った予言に沿って無意識に行動して予言通りになったにもかかわらず、予言が当たったと錯覚する傾向。 他の人がしたことよりも、自分のしたことを過大評価するバイアス。 思い出そうとすることが「喉まで出かかっているのに思い出せない」現象。 情報源の記憶を誤り、間違った記憶を作り出す現象。 記憶時に異なる記憶処理(音韻付け、意味付け等)を行うと、記憶の効果が異なる現象。 異なる人種の顔の記憶が同じ人種より難しい傾向。 ステレオタイプのバイアス 民族や職業などを知ると、そのステレオタイプの影響で記憶が歪められる傾向。 自分の外見や行為が他者に注目されていると過度に考える傾向。 「自分の選択は正しかった」と思い込む傾向。 人は達成できなかった事柄や中断している事柄のほうを、達成できた事柄よりもよく覚えているという現象。 次の番効果 Next-in-line effect 自分が次の番の時、前の人の話の内容が記憶に残らない現象。 適切なテストを行うと、記憶に残る傾向。 過去の出来事を、その時点での評価よりも良い評価の記憶として思い出す現象。 被暗示性 質問者の提示した話によって偽りの記憶が生成される現象。 過去の経験をその時間や経過ではなく、その絶頂時にどうだったか、ならびにどう終わったかだけで判定する傾向。 時間が経つと記憶の細部が曖昧になり、逆に一部分が先鋭になる傾向。 前後の刺激によって、印象の残り方が変わる現象。 マーケッティングの際には重要な効果。 Change bias 変化する努力をした場合、変化前の自分を実際よりも愚かだったと思い出す傾向。 過去の出来事を実際よりも近い出来事と思い込みやすい傾向。 口頭でリストを説明された場合、リストの最後の方の要素が記憶に残る傾向。 ユーモア効果 Humor effect 面白く説明した方が、つまらない説明よりも記憶に残りやすい傾向。 幼児期の記憶がなくなる症状。 要約効果 Verbatim effect 話の内容よりも話の要約を記憶する現象。 リストの内容を思い出す時に、手がかりを与えると逆に思い出せなくなる現象。 10代後半から30代までの出来事をよく思い出す現象。 その他の有名なバイアス一覧(認知バイアスとは限らない)• 否定的な結果が出た研究は、肯定的な結果が出た研究に比べて公表されにくいというバイアス。 試験に組み入れる、対象,条件を選択するときに生じる偏り。 研究資金を提供してくれた人・組織に都合の良い研究結果が発表される傾向。 各種の調査において、被験者が調査者の期待を察した回答をする傾向。 自分の所属している文化の価値観で現象を理解し、評価する傾向。 メディアが情報を伝える時、ソースのどの部分を取捨選択して伝えるかによって生じるバイアス。 認知の歪み 「」 とは誇張的で非合理的な思考パターンであり、これらは精神病理状態(とりわけ抑うつや不安)を永続化させうるとされている。 全か無かの思考。 人間の思考において、自己と他者の肯定的特質と否定的特質の両方をあわせ、現実的に、全体として捉えることの失敗である。 ~すべき思考 他人に対し、その人が直面しているケースに関係なく、彼らは道徳的に「すべきである」「しなければならない」と期待すること。 行き過ぎた一般化 (Overgeneralization) 経験や根拠が不十分なまま早まった一般化を下す。 心のフィルター Filtering 物事全体のうち、悪い部分のほうへ目が行ってしまい、良い部分が除外されてしまうこと。 マイナス化思考 (Disqualifying the positive) 上手くいったら「これはまぐれだ」と思い、上手くいかなかったら「やっぱりそうなんだ」と考える。 結論の飛躍 主張を行う動機をネガティブなものであると推測する「動機の勘繰り」、 その主張を行った場合、ネガティブな結果となる事を予測する「予言」、 その主張を行う者にネガティブなレッテルを貼る「レッテル貼り」、 の三種類が存在する。 拡大解釈、過小解釈 and 失敗、弱み、脅威について、実際よりも過大に受け取ったり、一方で成功、強み、チャンスについて実際よりも過小に考えている。 感情の理由づけ 単なる感情のみを根拠として、自分の考えが正しいと結論を下すこと。 感情移入が強くなると、「」という現象が現れ、 「」ができなくなる傾向がある。 偶発性・外因性の出来事であるのに、それを誰かの人物像やこれまでの行動に帰属させて、ネガティブなレッテルを張ることである。 間違った認知により誤った人物像を創作してしまう。 個人化 persionalization 自分がコントロールできないような結果が起こった時、それを自分の個人的責任として帰属させることである。 常に正しい 自分が間違っている、などとは考えない。 批判 問題の責任の所在は他人の故意または不注意にあると批判する。 変化の錯誤 Fallacy of change 他人を協力させるためにに頼る。 公正さの錯誤 Fallacy of fairness 「」でない行為への怒り。 認知が歪んでしまうと、認知が真実から乖離してしまう。 すると真実に接した時には「」が発生する。 その場合、真実を受け入れるためには「」が必要であるが、 これは不協和のマグニチュードが大きくなればなるほど困難なプロセスとなる。 「生理的に受け付けない」程の巨大な不協和のマグニチュードを持つ主張や証拠に接した時には「」 Wisdom of repugnance と呼ばれる拒否反応が現れる。 を脅かす程の受け入れがたい真実を目の当たりにした場合、 「」と呼ばれる「」が働き、 それらの主張や証拠は「」というプロセスを通して否定される。 その過程を自身で納得させるためには、「」ができなくなる。 その代わりに「」として使用されるのが、 以下で説明する各種の「」である。 (認識論の疑問など、さらに詳しく!) 本ウェブページ内容の複製、引用、リンクは自由です。 共に社会心理学の成果を社会に広め、社会教育に活かしましょう。

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正常性バイアスと認知バイアスの説明と注意点

認知 バイアス と は

そもそも、認知バイアスはなぜ起こるのでしょうか。 結論から言うと、その理由は人が「情報の取得や意思決定を省略し、サボる」癖があるからです。 普段私たちは、日常生活しているだけでも膨大な情報を取得しています。 街中を歩いているだけでも、道端を走る車やモニターに映る広告、騒音、レストランから漂う匂い、その他たくさんの情報を一度に受け取りますよね。 それと同時に、生きていると様々な「判断を迫られる場面」があります。 目の前の商品を買うかどうかという些細なことから、今転職すべきか否か、という人生を揺さぶるような決断まで、大小様々な決断場面がありますね。 人の脳には処理できる量の限界があるので、入ってくる情報をすべて受け取り、全て使って全ての決断をしている余裕はありません。 そこで、脳は情報や意思決定の取捨選択を行うのです。 必要な情報だけを受け取り、本当に判断が必要なものだけに頭を使うということです。 ではそこではどのように情報や決断の取捨選択が行われているのでしょうか? それは、「自分の都合の良いように」です。 例えば、もし自分の考えと矛盾する都合の悪い情報が入ってくると、どう感じますか? その矛盾がなぜ起こるのか、自分の考えのどこが間違っているのか、深く考えて、時には自分の考えを改めなくてはなりませんよね。 その行為には、脳の大きなの容量を使います。 自分の都合の悪い情報を処理するのは、効率が悪いのです。 そこで自分の意思や考えに沿った情報だけを選択するようになり、それが「確証バイアス」という認知バイアスの一種につながるのです。 このように、情報と決断を取捨選択する過程で、私たちは考えるのを放棄して偏った情報を取得したり、意思決定をその偏った情報にすぐ委ねることで、様々なバイアスが生まれてしまっているのです。 正常性バイアスとは、自分の周りに異常事態が発生した時に、それを日常生活の延長だと思いこみ「大丈夫」「問題ない」と考えてしまうバイアスのことです。 学校で非常警報がなっていても、ほとんどの子供達や先生は「誰かのいたずらか何かだ」と思い、避難しませんよね? 人は周りの異常に対して日常の延長に過ぎないと思い込み、心のストレスを回避する心理特性を持っています。 先ほども説明したように、身の回りの変化に全て反応しているとエネルギーを消費してしまうためです。 実は地震や津波などの災害が発生した時に多くの人が逃げ遅れてしまうのは、この正常性バイアスが原因とも言われています。 自分の身の回りに以上自体が起きた時に、それを放置せずには少しは確認するようにしましょう。 その意識を持つだけでも、危機回避能力は格段に上がります。 後知恵バイアスとは、結果が予測可能なものだったと後から思い込む効果のことです。 何かの結果を見た時に、「やっぱりこうなると思った」とよく思う、なんてことはありませんか? 例えば運転をしていて、一般道か高速どちらから行くか迷った挙句、一般道を選んだがその道が渋滞していた時、「やっぱり混んでたか... 」と自分が予想できていたように思いますよね。 これは、同じ場面で高速道路を選んで混んでいた時にも同じく「やっぱり混んでいたか... 」と思うはずです。 このように、特に考えて決めたわけでもない決断の後から起こった結果を自分の予想通りだと思い込む性質が後知恵バイアスです。 自分の考えや予想は当たるのだと自信過剰になっている人は、この心理効果がはたらいているかもしれないので注意が必要です。 バーナム効果とは、多くの人に当てはまるような曖昧な表現を、まるで自分に特別当てはまっていると思い込んでしまう心理効果のことです。 例えば、以下の説明はあなたに当てはまりますか? 「あなたは人前では普通に振舞いますが、一人でいる時には気が沈んで落ち込んでしまうこともあります」 冷静に考えれば、これは大多数の人に当てはまりますよね? 一人でいる時には気が沈んでしまったことのない人というのはいません。 それでも人は、「この説明が自分に当てはまっている」と強く感じてしまうのです。 バーナム効果は特に占いでよく用いられる心理効果です。 占いをしてもらった時にその説明をよく聞いてみてください。 実は誰にでも当てはまるようなことを言われているだけかもしれませんよ。 フレーミング効果とは、同じものでも見せ方によって印象が大きく変わるという心理効果のことです。 代表例は松竹梅の法則というものがあります。 もしレストランに行って800円のランチと1000円のランチがあったら、あなたはどちらを選びますか? この場合、多くの人は「800円」のランチを選びます。 では、800円のランチ、1000円のランチ、1200円のランチがあったらどうですか? おそらく多くの人は、「1000円」のランチを選ぶのではないでしょうか。 これは、人が極端な選択肢を回避しようとする特性によるものです。 同じ1000円のランチでも、周りの条件や見せ方によって印象は大きく変わるという心理効果です。 プロスペクト理論とは、人は同じ量の得よりも損の方を強く意識してしまうという効果のことです。 そんなに高価でないもの、全然使っていないものでも一度買ってしまうとなかなか捨てられない、その結果部屋にものが溜まっていくなんて事ありませんか? これは、手に入れてしまえば手放す損を強く感じてしまうからです。 一般的に、同じ量の得と損であれば、損の方を2. 5倍強く感じることがわかっています。 ある実験では、ロゴ入りマグカップを与えたグループと与えなかったグループに「いくらなら売るか?」「いくらなら買うか?」とそれぞれ問いかけたところ、売る値段の中央値は7. 7ドル前後、買う値段の中央値は2. 9ドル前後と、だいたい2. 5倍程度の差が開いたそうです。 根本的な帰属の誤りとは、自分自身に起こった悪いことは状況のせいにする一方で、他人のみに起こった悪いことはその人本人のせいであると思い込みやすい心理効果のことを指します。 例えば人と遅れられない大事な待ち合わせをしている時に、電車の遅延で遅刻してしまったとしましょう。 その時あなたは、予定通り着く時間に家を出ているのだから、自分のせいではないと思いますよね? しかし今度は相手が遅刻してきて、「ごめん、電車が遅延した!」と言われた時はどうでしょうか? おそらく頭の片隅で「遅延することもあるのだから、それも見越して少し早めに出ればいいのに... 」と、相手のせいという思いが少し頭をよぎるのではないでしょうか。 ここまで認知バイアスについて説明してきましたが、いかがだったでしょうか。 認知バイアスに陥らないようにするための重要なポイントは、数字や客観性で考えることです。 今自分が正しいと思っているものは、数値ベースでも正しいのか。 周りの人から見ても、同じように正しいといえるのか。 認知バイアスは脳の癖であり、人はその癖によって主観にまみれる生き物です。 今説明しただけでも20個もの認知バイアスがあるわけですから、そこから抜け出すのは簡単ではありません。 しかし、このような効果がはたらいていると知っているのといないのでは、大きく変わります。 自分の意思決定はどうなのかと常に問いかけ、少しずつ認知バイアスを外して、正しい意思決定ができるようにしていきましょう。

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正常性バイアスと認知バイアスの説明と注意点

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現状維持バイアス 「現状維持バイアス」とは 大きな変化を恐れて現状を維持しようとしてしまう心理的な特性のことです。 変化によってもたらされる利益よりも、 損失の方を大きく見積もってしまう特性とも言えるでしょう。 現状維持バイアスがあることによって、 私たちは明らかに危険な選択をとることから回避できます。 しかし、たとえば組織の刷新などを大胆に行うことが客観的に見て明らかであったとしても、 現状維持バイアスが働くと「現状のやり方の方が慣れている」と考えて 変化を避けてしまうということも起こり得ます。 凍りつき症候群 「凍りつき症候群」とは 突然の事故や災害が起きると逃げる時間があるにもかかわらず、 ぼう然として思考がとまってしまうことを言います。 これは経験したことのない急激な変化が目の前で起きると 人間の脳がそれを処理しきれなくなり、思考停止に陥ってしまうため、 身体も凍り付いたように動けなくなってしまうという仕組みです。 人間が脳の働きを正常に保つために備わっているメカニズムと言えますが、 災害時にはこの凍りつき症候群になる人が80%もいると言われます。 楽観バイアス 「自分には悪いことは起こらないだろう」と 物事を都合よく考えてしまう傾向を「楽観バイアス」と言います。 楽観バイアスが備わっていることで、 日常生活にある様々なリスクに過剰に反応せず過ごせるのでストレス軽減に役立ちます。 一方で、明らかに危険が近づいているような異常事態も楽観的に考えてしまい、 そのリスクを見逃してしまう危険性もあります。 感情バイアス 「感情バイアス」とは 相反する選択肢があった時に自分にとって好ましい感情の湧く方を選んでしまうなど、 自分の感情で意思決定を行ってしまう傾向のことを言います。 「感情バイアス」は 認知そのもののゆがみである「認知バイアス」と異なるものという考え方もありますが、 感情が認知をゆがめてしまうために認知バイアスの一種とも言われます。 「感情バイアス」は感情に即した判断は 精神的健康の維持にはプラスになることもあります。 しかし、慎重に情報を解釈する場合には誤った判断につながる可能性もあります。 確証バイアス 人は自分が正しいと思う情報ばかりに目が行ってしまいます。 人はそれを反証するような情報を無視してしまう傾向があり、 それを「確証バイアス」と言います。 確証バイアスの根底には、 「自らの判断が正しいと思って安心したい」という感情があると言われます。 ある情報に合致する事例が1つ見つかっただけで、 確証バイアスが働いてその情報が正しいと判断してしまうため、 反証するような事例がないかを落ち着いて確認する必要があります。 感情弱化バイアス 「感情弱化バイアス」とは 不快な感情は心地よい感情よりも忘れやすい傾向のことを言います。 楽観バイアスと似ていますが、 不快に感じるものを避けようという感情に引っ張られる傾向であることが特徴です。 災害を経験している人は、災害のつらい経験を忘れようと 感情弱化バイアスにより「すぐに次の災害は起きないだろう」と考えてしまうことがあります。 オオカミ少年効果 寓話(ぐうわ)のひとつに「オオカミ少年」があります。 何度も「オオカミが来た」と少年が嘘を言っていたため、 本当にオオカミが来た時に誰も助けに来てくれなかったという話です。 ここから、何度も警報が発令され、 それに慣れてしまって警報に無反応になってしまうことを「オオカミ少年効果」と言います。 人々が警報に対する信頼をなくしてしまうと、 実際に災害が起きている時にも警報に無反応になってしまい 結果的に逃げ遅れてしまう、などの問題が生じます。 利用可能性ヒューリスティック 人間の脳は多くの情報を処理しているために、できるだけその負担を軽減しようとします。 そこで物事の判断の際に、 すぐに利用可能な情報に基づいて判断しようとしてしまうのです。 この傾向のことを「利用可能性ヒューリスティック」と言います。 素早い判断ができることがメリットですが、 一方で記憶違いや認知バイアスによって判断を誤ってしまう危険性があります。 災害時には認知バイアスがどのように働くのか それぞれの認知バイアスは、日常生活を円滑に送るためには必要なものです。 しかし、非常時にはそれが身の安全を守る上では 誤った行動につながってしまう場合があり得ます。 たとえば緊急地震速報が今ここで鳴り始めたら、 どのように人は行動するでしょうか。 これまで紹介してきた認知バイアスから考えてみましょう。 まず、「オオカミ少年効果」により 「また誤報なのではないか」と平然としている人が多いのではないでしょうか。 そして「感情弱化バイアス」が働けば、地震が起きることを考えたくないため 「本当に大地震が起きることはないだろう」と考えてしまうかもしれません。 しかし、もしその直後に、 経験したことのない揺れが本当に起きたらどうなるでしょうか。 多くの人は「凍りつき症候群」により、 すぐに行動がとれずに固まってしまう可能性が高いでしょう。 緊急時には、現状を脳が受け入れられないために思考をストップさせてしまうのです。 これにより逃げ遅れる人が多数出てきます。 頭が働いて状況を飲み込めた人も、冷静な判断ができるでしょうか。 「利用可能性ヒューリスティック」で紹介したように、 情報を処理しきれないような緊急時には、すぐに活用できそうな情報から判断してしまいます。 もしそこで「現状維持バイアス」や「楽観バイアス」が働いてしまうと、 「そこまで大事にはならないだろう」と考えて逃げ遅れてしまいます。 そのように判断した人が多ければ、それに従う人が出てきて、 結果的に大勢が犠牲になると言うこともあり得るでしょう。 このように認知バイアスが働くことで、 生死を分けるような判断ミスをしてしまう可能性があることに注意が必要なのです。 まとめ 認知バイアスは、それぞれ人が日常生活を営む上では必要なものです。 しかし、ひとたび大きな災害が起きた時には、 冷静な判断を妨げるものとして無意識のうちに出てきてしまうため 注意が必要であることがわかりました。 今回紹介した認知バイアスについての理解を深めておくことで、 無意識に働く認知バイアスを意識化することができます。 そして普段から避難経路を確認しておくなど、 非常時に難しい判断をしなくても済むように備えておくことが重要だと言えるでしょう。

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